いま話題の「バーミキュラ ライスポット」のスゴイところと、購入前に知っておきたいこと

バーミキュラ ライスポット外観

ここ数年、家庭でよりおいしいごはんを食べたいというニーズの高まりを受けて、いわゆる“高級炊飯器”に人気が集まっています。その中でもいま特に注目を集めているのが、バーミキュラの「バーミキュラ ライスポット」(以下、「ライスポット」)です。最近では、福島県南相馬市のふるさと納税でも取り扱われるようになりました。

バーミキュラと言えば、鉄鋳物の高い蓄熱性と密閉性により無水調理や低温調理が手軽においしくできるということで、購入までに数ヶ月かかるという大人気商品です。そのバーミキュラを使ってごはんを炊くととてもおいしい、という声は以前から多くあったのですが、火加減が悩ましく、本当においしいごはんを炊くのはちょっと大変でした。

そこで生まれたのが、バーミキュラを使って、おいしいごはんが簡単に炊ける「ライスポット」です。ごはんのおいしさをしっかりと引き出し、これまでとは違ったおいしさを手軽に味わえます。

モチモチで粒感のある甘いごはんが炊ける

「ライスポット」で炊いたご飯は、一粒一粒がしっかりしていて、つやもたっぷり。噛むとモチモチとした食感が心地よく、甘味と旨みが口の中に広がります。

ライスポットで炊いたごはん

少し塩気のある塩昆布と一緒に食べるとごはんの甘みや旨みがさらに引き立ちますし、卵かけごはんにして食べるとしっかりした粒感があるので卵とよく絡みます。そんなシンプルなごはんのお供だけで、大げさではなく、何杯でも食べられそうなおいしさなのです。

このおいしさを実現したのは、「保温機能をなくした」からでした。

世界一おいしいごはんを炊くために「保温機能」はいらない。そして冷えてもおいしい!

一般的な炊飯器には保温用の外蓋がありますが、「ライスポット」にはそれがありません。あるのは、「ライスポット」を閉じるためにある蓋です。だから保温機能はありません(低温調理用の保温機能はあります)。でもこれがおいしいごはんを炊くための秘訣なんです。

保温用の蓋をなくすことで、加熱される鍋の下部と外気で冷やされる上部に大きな温度差が生まれ、従来の炊飯器よりも激しい熱対流を起こし、お米一粒一粒までむらなく炊き上げます。

また、炊飯の仕上げは、加熱を終えた鍋を外気で冷ます「蒸らし」。保温用の蓋がないことで、ポットヒーターに内蔵したファンが鍋をしっかりと冷ますことができます。お米の外側の水分を内部にしっかりと吸収させることで、格別なツヤと食感を実現しました。(バーミキュラ)

バーミキュラ対流

確かに温かいごはんがいつでも食べられるというのは便利ですが、味がちょっと落ちてしまったと感じることも多いのではないでしょうか。もちろん電気代もかかります。それであれば、一度に多めに炊いてあまったら冷凍しておいて、食べたいときに電子レンジで温めた方が、おいしさも経済的にもよいでしょう。
■参考:「電気炊飯器の省エネ」について(関東電気保安協会)

それに「ライスポット」で炊いたごはんは冷めてもおいしいんです。それは保温機能のない蓋に秘密があります。

一般的に鍋でご飯を炊いた後は、ご飯からでる湯気が鍋肌を伝い、鍋肌に触れる部分だけがべちゃべちゃになってしまうため、すぐにおひつに移すのが鉄則です。

「ライスポット」の蓋の裏には、ダブルリッドリングと呼ばれる二つのリング状の突起を設け、炊いたご飯から発生する水蒸気が鍋肌を伝うことなく、突起からご飯にまんべんなく戻り、お米の美味しさを保ちます。(バーミキュラ)

ライスポットの蓋

炊き上がりから4~5時間程度であれば、すぐに冷凍しなくても「ライスポット」に入れておいて大丈夫。保温機能がなくても電子レンジがあれば、炊飯器で保温したときよりもずっとおいしいごはんが食べられます。

そして「ライスポット」のもうひとつの大きな特徴が、無水調理や低温調理もできるということです。

無水調理や低温調理がおいしく簡単にできる

「ライスポット」には、炊飯モードの他に調理モードがあります。この調理モードを使えば、他のバーミキュラの鍋でできる料理が誰でも簡単にできます。

素材本来の味を引き出す「無水調理」はもちろん、30℃~95℃まで1℃刻みで温度設定ができるので、ローストビーフやコンフィのように絶妙な火加減が必要な「低温調理」、そしてパンやヨーグルトなどの発酵も手軽にできます。

焼く、煮る、炒める、蒸すといった調理にも対応し、中火での焼きつけや炒め調理も得意なので、野菜炒めや生姜焼きなどフライパンのような使い方もおすすめです。

ライスポットの調理例

付属の「レシピブック」は必読もの

さまざまな料理に使える「ライスポット」ですが、無水調理や低温料理が初めてという人でも手軽にできる特製のレシピブックがついています。

このレシピブックの完成度がすごいんです。写真の美しさや内容のわかりやすさはもちろん、とても高級感のあるハードカバー仕様で、書店で売っていてもおかしくないほどの仕上がり。100品のレシピを掲載し、144ページもあり、一冊の本として1ページ1ページしっかり読んで、手元においておきたくなります。

バーミキュラ レシピブック中身01 バーミキュラ レシピブック中身02

バーミキュラのWebサイトからもPDFでダウンロードできますが、ぜひ一度手にとって欲しい一冊です。

他にも、使いやすいと評判の計量カップや蓋を置けるリッドスタンドもデザイン性が高く、おひつのようなシンプルで高級感のある本体だけではなく、「ライスポット」を取り巻く商品や世界観の細部にまでデザインと使いやすさに対するこだわりが感じられます。そのこだわりはバーミキュラのWebサイトにも現れています。

丸洗いができる。でもちょっと重たくて、ちょっとしたメンテンスが必要

「ライスポット」はポットの蓋とポット本体、そしてヒーターという、とてもシンプルな構造で、使い終わった後は丸洗いできます。また蓋に取っ手がついていないので、細かな汚れがたまることもなく、洗いやすくなっています。

この「丸洗いができる」というのは、実は重要なポイントです。他の炊飯器の中にも調理ができるものもありますが、意外と臭いが残ったりして、結局調理には使わないということにもなりがち。でも丸洗いができる「ライスポット」なら、油を使った料理を作った後でもしっかり洗えるので臭いも気になりません。またパッキン材など細かい部品がないので、変な臭いがついたり汚れがたまってしまうこともありません。

バーミキュラ ライスポット 本体分離

ただ鋳物ホーロー鍋なので、重さは4.0Kgと、他の炊飯器と比べると重たいです。これにごはんや料理したおかずが入りますから、実際にはもう少し重たくなります。移動させるときや洗うときに重たいなと思ったら、蓋と本体を別々に持って運んだりすると良いでしょう。ハンドルの内側は職人さんが一つずつ削っているのでなめらかで持ちやすく、両手でしっかりと握れば、安定して持つことができます。

使い終わったら、蓋と本体のフチの部分の水気をすぐに拭き取ってください。そして長時間ポットに食材を入れておくときや使い始めてからの数回は、使う前にキッチンペーパーなどを使って食用油を薄く塗っておくとよいでしょう。これは精密加工が施されているフチの部分を、よりサビにくくするためです。

置き場所は小さな子どもの手の届かないところに

もうひとつ注意しておきたいのは、「ライスポット」はその構造上、調理中は蓋と鍋部分が熱くなります。そのため、小さなお子さんがいる家庭では手が届かないところに置くなど、置き場所には工夫が必要です。

バーミキュラ ライスポット 置き場所

ごはんがおいしくなれば、「食事」がおいしくなる

どんなにごはんがおいしくても、ごはんだけを食べ続ける人はあまりいないと思います。ごはんとおかずはセットが基本。そしてごはんがおいしくなると、おかずはもっとおいしく食べられるようになり、食事全体がおいしくなります。でも不思議なことに、おかずがおいしくてもごはんがおいしくないと、食事全体がなんだかおいしくなくなってしまうんですよね。

もし炊飯器を買い換える予定があったり、無水調理など、料理の幅をちょっとでも広げたいなと思っているのであれば、「ライスポット」はおすすめです。これまでご紹介してきたような他の炊飯器とは違うところや、お米と水の分量がごはんのおいしさの決め手ということから炊飯用の水は計量カップで計らなければいけないなど、ちょっとした使い勝手の差はありますが、ごはんがぐんとおいしくなることで、食事そのものがおいしく味わえるようになることが実感できると思います。

また、すでにバーミキュラをお使いの方でも、「ライスポット」を購入すれば、これまで手間がかかっていた炊飯や無水調理、低温調理が、とても手軽にできるようになります。またお使いのものと「ライスポット」のサイズがマッチすれば、そのまま「ライスポット」でも使うことができます。いずれにしても、まずは比較検討リストに入れても損はないでしょう。

ライスポットのある食卓

もちろん、お米のように誰もが食べ慣れているものの味は、特に好みによって大きく左右されることがあります。お米の種類や水加減による固さの違いなどによって味わいも変わることがありますから、できれば購入前に試食してみることをおすすめします。

試食会は家電量販店で開催されていることもありますし、東京だと毎月第2週目と第4週目の金曜日に伊勢丹新宿店5階のキッチンスタジオで、バーミキュラ専属シェフによるお料理教室が開催されています。試食だけではなく、バーミキュラを使った料理も体験できてお得です。バーミキュラの取り扱いショップリストと併せてチェックしてみてくださいね。

そしてこの「ライスポット」ですが、福島県南相馬市のふるさと納税のサイト「noma-style」でも取り扱われています。noma-styleでふるさと納税された寄付金は、福島県南相馬市を通じて、住民主体の支援団体、相馬救援隊に寄付されるのですが、この想いに賛同したバーミキュラが返礼品として特別に提供することになったそうです。「ライスポット」を購入したいと思ったら、ぜひ一度のぞいてみてください。

バーミキュラ ライスポット外観