「みかん生産量 日本一」「梅の生産量 日本一」「生まぐろの水揚げ 日本一」。さらに、世界遺産「熊野古道」をはじめ、「那智の滝」や日本三古湯の「白浜温泉」といった自然豊かな地域。それが和歌山県です。
そんな和歌山県には、生産者や作り手のこだわり、土地の恵みや歴史が詰まった素晴らしい県産品があります。そんな逸品を厳選し、県が自信を持って認定・推奨する制度が「和歌山一番星アワード」。各分野のスペシャリストによる厳正な審査を経て選ばれた逸品は、まさに和歌山を代表する”一番星”たちです。
今回は、この栄誉あるアワードに認定された20商品の中から、グランプリに選ばれた商品をはじめ、特に優れた5つの商品をご紹介します。どれも和歌山県ならではの特別な商品ばかりです。もちろんお取り寄せもできますよ。
【グランプリ】おめでたい(鯛)を”梅”で包んだ縁起のよいご飯のお供
甘酢みそで味付けした紀州産真鯛のほぐし身を紀州南高梅で包んだ「紀州 梅真鯛梅」。ひと粒の中に「梅」と「鯛」という、和歌山を代表する海と山の二つの食材を組み合わせた、発想のすばらしさが光る創作梅干しです。
梅のほど良い酸味と鯛の旨味が絶妙に調和した一品は、ご飯のお供におすすめです。お酒の肴としても楽しめるのも魅力で、パスタに和えると和洋折衷の新しい味わいに。温かいご飯にのせてお茶をかければ、料亭のような本格的なお茶漬けが家庭で手軽に楽しめ、日常の食卓を上質な時間へと導いてくれます。
真鯛は、本州最南端の串本町の美しい海で、梅酢エキスと紀州備長炭を用いたこだわりの飼料で育てられたブランド真鯛「紀州梅まだい」を使用。真鯛のほぐし身を果肉の柔らかな南高梅で包む工程は、すべて職人による手作業で行われ、ひと粒ずつ丁寧に仕上げられています。
「フード・アクション・ニッポンアワード2018」の特別賞をはじめ、数々の受賞歴を誇る実力派の商品で、食のプロの方々からも高い評価を得ています。また、商品の独創性やストーリー性の高さが話題を集め、様々なメディアでも紹介されています。
梅はおめでたい「松竹梅」のひとつでもあり、鯛は「めでたい」に通じることから縁起もよく、大切な方への贈り物としてもぴったりです。
【準グランプリ】和と洋が溶け合う、静かな甘美が愛される「デラックスケーキ」
しっとりと重みのあるカステラに、お店特製「白いんげん豆」のジャムをサンドし、全体をホワイトチョコレートで包み込んだケーキです。作っているのは、大正時代から続く老舗・鈴屋。姿も味もほとんど変えずに受け継がれてきたこの菓子は、地元で長年愛され続けてきた、まさに“知る人ぞ知る”人気の商品です。
特製カステラの優しい甘さ、和菓子の技法をベースにして作られたジャムの程よい酸味、ホワイトチョコレートのコクとパリッとした食感。この三つの要素が重なり合い、繊細で絶妙なハーモニーの味わいに。お取り寄せもできますが、県内外からお客さんがお店にやってくるというのも納得です。
手のひらサイズながら、手に持つと見た目よりずっしりとした重みを感じるほど。食べるとしっかりとした満足感があり、お茶うけとしても手土産としても喜ばれる逸品です。
コーヒーや紅茶との相性はもちろん、日本茶とも意外なほどよく合います。冷蔵庫で少し冷やすと、また違った食感が楽しめます。アルミ箔のようなきらきらと光る包み紙にレトロ感のある字体が描かれた見た目はかわいらしく、個包装になっているので、手土産やお配り、贈り物にもぴったりです。
【審査委員特別賞】樹上完熟が生み出す、甘さ濃厚なみかんジュース
和歌山・有田で百余年。日々みかんと向き合い続ける上友農園が、一番おいしい瞬間のみかんだけを凝縮して作る100%ストレートジュースです。
土づくりからこだわる上友農園は、「美味しいみかんは、健康な樹から。健康な樹は、栄養満点な土づくりから」という信念のもと、主に海藻肥料を使った独自ブレンドの肥料で土づくりを行い、樹を育てています。
おいしさの最大の特長は、一般的な収穫時期より約一か月遅らせた「樹上完熟」のみかんを使っていること。樹の上で太陽の恵みをたっぷり蓄えさせることで、みかんの甘味を最大限に引き出しています。さらに収穫したみかんの中でも、糖度12度以上のものだけを選別。そうして選ばれたみかんを一つひとつ丁寧に皮を剥き、果肉だけを裏ごしするように搾っています。
令和7年度(2025年度)には有田市のみかんジュース官能審査委員会により「有田市認定みかんジュース」に認定。その中でも特に優れた認定品に贈られる審査委員奨励品にも選ばれています。
まずはよく冷やして、そのまま飲むのがおすすめ。濃縮還元ではなくストレートジュースだからこその、みかん本来の香りと味わいが楽しめます。小さなお子様からご年配の方まで、幅広い世代に喜ばれる味わいです。
【審査委員特別賞】和歌山の清流が育む深い味わいの国産キャビア
世界三大珍味の一つ、キャビア。近畿大学水産研究所新宮実験場では、チョウザメの研究を積み重ね、熊野の山あいを流れる高田川の澄んだ水を引いた水槽でチョウザメを養殖。花崗岩が自然のフィルターとなり生み出された清冽な水質が、新鮮で旨味の詰まった深い味わいの高品質なキャビアを生み出しました。まさに近畿大学の研究成果と和歌山の自然が融合した一品です。
使っているのはチョウザメの魚卵と岩塩のみ。海外で流通しているキャビアは塩分濃度が高く、防腐剤の添加や低温加熱殺菌も行っているものが多いですが、近大キャビアは防腐剤を使わず、採取後すぐに冷凍する”浅漬け”スタイル。これにより、キャビア本来の風味とフレッシュな味わいを最大限に引き出しています。
冷凍で届くので冷蔵庫でゆっくり解凍し、シンプルにクラッカーや、小さなパンケーキにのせて食べてもよし、パスタとの相性もぴったり。スパークリングワインとのマリアージュは格別です。
キャビアの貴重さを表す高級感あふれるパッケージデザインは、記念日やお祝いの席、特別なギフトを演出してくれます。
【審査委員特別賞】高野山の伝統が息づく、もっちりとして至極なめらかな胡麻豆腐
「皮を丁寧に剥いた白胡麻」「希少な吉野本葛100%」「高野山の湧き水」という3つの材料だけでシンプルに作られる、濱田屋の胡麻豆腐。添加物を一切使用せず、手作りにこだわった一品です。口に入れた瞬間、もっちりなめらかな舌触りと胡麻の豊かな風味が広がります。
高野山という聖地で育まれた伝統的な胡麻豆腐ですが、濱田屋の胡麻豆腐は、製造工程の中で、般若心経1巻と大師御宝号3遍を毎回お唱えするなど、精進料理の奥深さをさらに感じさせてくれます。
素材の純粋さにこだわり、シンプルながらも技術の粋を集めた丁寧な製法は、まさに職人技だからできること。お取り寄せすると消費期限が到着日翌日と短いのも、添加物を一切使っていないからこそです。そんな素材の味を活かした精進料理として海外からの注目も高く、近年はフランスの方々にも人気の商品となっています。
わさび醤油でいただく王道スタイルはもちろん、和三盆や黒蜜をかけてデザートとしても楽しめます。少し温めてお吸い物にしたり、冬には鍋でさっと温めると白子のような食感に。この商品だけで何通りもの楽しみ方ができるのも魅力です。
和歌山の“選び抜かれた県産品”を全国、そして世界へ
和歌山一番星アワードに認定された品々は、今回ご紹介したもの以外にも、地域の資源や伝統的な技法を活かした魅力的な工芸品や生活雑貨などもあります。それぞれが和歌山の豊かな自然と、生産者の情熱、そして伝統の技術が結晶したものばかり。だからこそ、自分用としてはもちろん、大切な方への贈り物としてもぴったりです。
和歌山県では、これからも優れた県産品を厳選し、「和歌山一番星アワード」として全国、そして世界へと発信していきます。次はどんな逸品が”一番星”として輝くのか、今から楽しみですね。


















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