長年愛される「定番」スイーツ紹介の連載、第16回は、スイスの老舗プレミアムチョコレートブランド 「Lindt(リンツ)」より、口どけのよさが特徴の「スイスシン」のシリーズをご紹介します。
スイスの老舗ブランド「Lindt(リンツ)」のチョコレートとは?
「Lindt(リンツ)」のブランド名は、スイスの町ベルンで、チョコレートのなめらかな口どけを実現するのに不可欠な「コンチング・マシン」を世界で初めて発明した、ロドルフ・リンツ氏の名前に由来します。
一方、チューリッヒで1845年から自家製チョコレートを製造していたダーフィート・シュプルングリー氏。1899年、両者が合併して「リンツ&シュプルングリー社」が創設されました。
そんな「リンツ」のチョコレートというと、ボール状のトリュフチョコレート「リンドール」が有名です。赤い包み紙の“ミルク”をはじめ、様々な種類のリンドールが店内に並ぶ様子が印象的です。
でも実は、私が最初に出会った「リンツ」のチョコレートは、「スイスシン」のシリーズでした。こちらもまた「リンツ」の由緒ある伝統と技術の粋を集めて創りあげられた傑作です。
「Swiss Thins」の「thin」が英語で「薄い」という意味であるように、極薄仕様に仕上げられた正方形のチョコレート。パリッと割れる食感と、舌の上ですっととける繊細な口どけが特徴です。裏一面に刻印された「Lindt」のロゴマークも美しい。
125g入りで「ミルク」「ミルクオレンジ」「ストロベリー」の種類がありますが、中でも私は、ビターなテイストの「スイスシン ダーク」に思い出があります。
思わず止まらなくなる、ビターな大人向けのチョコレート
実家の最寄り駅の近くに、様々な輸入酒や食材を扱っている酒屋さんがあり、そこで初めて出会ったのが、この極薄チョコレートのシリーズのビター味でした。
自分のお小遣いでちょっと高級なお菓子を買えるようになった高校生の頃ぐらいに見つけて、「これはかなりビターなチョコレートでは?」と期待して購入。極薄で口どけがいいため、ついもう1枚と手がのび、1晩で1箱食べてしまうほど、すっかりはまってしまったのです。
その時に出会ったものと箱のデザインは違いますが、この「スイスシン ダーク」を前にすると、大人向けのよりビターなチョコレートに憧れた、当時のことを思い出します。
自分のお楽しみチョコレートにも、プレゼントにも!
「スイスシン ダーク」は、辛党の方にも、お酒のおつまみとしてお勧めです。バレンタインはもちろん、冬場の贈り物にぴったり!オンラインショップで購入しても、無料で「Lindt」のロゴ入りショッピングバッグが付き、プラス料金でオリジナルメッセージカードも添えられるので、プレゼント用に便利。
オンラインショップではリボンをかけた状態で販売されていますが、リンツの各店舗では、リボン無しで販売されていて、ラッピング(有料)を選択できます。自分用の常備チョコレートにも嬉しい一品です!