山形の逸品のえだ豆、「だだ茶豆」を使った、夏にピッタリなロールケーキです。もともとだだ茶豆が大好きなのですが、和菓子には良く使われますが、あまり洋菓子では見かけないですね。そんな意味でも貴重なロールケーキ(笑)、お豆のプチプチとした食感が楽しくて、暑い夏でもパクパクいただけます!さらに山形県産米「つや姫」の玄米パウダーが入って香りが豊かでさっぱりしているんです。
一口食べたとき、「わ~、やさしい味だなあ」とほっこり感じました。長栄堂さんは130年続く老舗の和菓子屋さん。和菓子に対する丁寧な製法とクオリティは信頼感抜群なんです。だからでしょうか?このほわっとした優しい風味。和菓子風情なんですよね。それなのに食べたら元気も出てくるような、不思議なロールケーキです。煎茶や抹茶に合わせても、紅茶コーヒーでもどちらも良く合います。
さらにこのロールケーキ、作られた背景も素敵です。東北大震災から東北復興を願って、人気シェフとのコラボレーションで作るスイーツプロジェクトで生まれた商品なんです。ですから、山形県の最高級食材をふんだんに使っています。
白山だだちゃ豆にはじまり、最上クラスの紅花、つや姫玄米パウダー、そして牛乳も山形県産という徹底ぶり。コラボレーションしたシェフは、都内に店舗を構えるオーガニック野菜スイーツの専門店「パティスリー ポタジエ」のオーナー シェフ、柿沢安耶さんです。野菜スイーツのプロならではのフワフワした食感とだだ茶豆のバランスが素晴らしく、しつこくなくて食べやすいんです。
山形の食材を活かした老舗の和菓子店と東京の人気洋菓子店という、地域を超えたコラボレーションで完成したロールケーキ。通常は出会わなかった「心と技術の融合スイーツ」なんですね!
夏の時期、案外に冷房や冷たい飲み物などで体が冷えることが多いものですね。薬膳でも知られる紅花は、血液の循環をよくするとされていて、冷え防止も期待できます。紅花が放つスポンジのオレンジの色は気持ちを高揚させる色。だだ茶豆は食物繊維も豊富に含まれますし、夏バテ防止になりそうな?涼やかなロールケーキで夏を乗り切ってしまいましょう。