栗スイーツが恋しい季節♪ 今回は、全国から選りすぐりのロールケーキが集まる「ROLL-1グランプリ 第1回スイーツコンテスト」で見事入賞した、とっておきのご当地ロールケーキをご紹介いたします。
ROLL-1グランプリで入賞した「奥伊予和栗ロール(プレーン) 」
昭和8年創業、四国・松山で80年以上の歴史を誇る菓子処「畑田本舗(ハタダ本舗)」。四国に旅すると、お土産屋さんでも必ず見かける同店の名物、「ハタダ栗タルト」をご存知の方も多いかもしれませんね。
今回ご紹介するのは、その畑田本舗が手掛けるロールケーキ「奥伊予和栗ロール」。四国山地・奥伊予の「城川産和栗」を使用した栗餡が中央に栗の形に現れる、フォトジェニックな切り口も魅力のスイーツです。
お取り寄せの達人でスイーツジャーナリストの平岩理緒さんも、
一口いただくと、和菓子の栗きんとんを思わせる濃厚な栗の香りが、生クリームの口どけと共にふわりと広がります。
最近はご当地ブームで、各地の「ご当地ロール」も人気ですが、これもまさに、シンプルな構成の中に、日本で指折りの栗の産地ならではの個性が発揮されています。
「プレーン」「チョコ」の2種類ありますが、栗の風味を存分に味わうべく、まずはプレーンからお試しください。
(引用:お取り寄せの達人のおすすめ)
とのこと♪ 実は、この畑田本舗がある愛媛では、2009年から「愛媛スイーツプロジェクト」を展開中。なかでも「ロールケーキ」に注力して、地元のスイーツ店がそれぞれに特徴あるロールケーキを用意して、散歩する旅人をもてなしてくれる「道後ロール」という可愛くてユニークな取り組みもあり、愛媛・道後方面に旅する方は、ぜひ地元でこの「奥伊予和栗ロール」をはじめとするロールケーキ散歩を楽しんでみるのもおススメです。
★奥伊予和栗ロール/畑田本舗http://www.otoriyose.net/tatsujin/om0014/4450
大粒の栗が贅沢にごろり♪ 伝統の銘菓、「ハタダ御栗タルト」
そして、ロールケーキと一緒に味わいたいのが、伝統の銘菓「ハタダ栗タルト」。
ここでいうタルトとは、もともとは、ポルトガルで「トルタ」と呼ばれる、カステラでジャムを巻いたロール菓子のこと。江戸時代、初代松山藩主「松平定行公」が、長崎在任中にポルトガルからもたらされた「トルタ(torta)」の味に魅了され、松山に持ち帰るとすぐに菓子職人に、ジャムの代わりに“小豆餡”を巻いた「トルタ」を作らせたのだそう。
そして、明治以降、これが「タルト」として四国で庶民に親しまれる銘菓になり、その伝統の製法を受け継ぎながら、昭和50年に畑田本舗がはじめて「栗」を入れたタルトを考案。柚子餡の中に刻み栗を入れた味わいが評判になり、1994年の第22回全国菓子大博覧会でも最高位「名誉総裁賞」を受賞しています。
そのなかでも、「ハタダ御栗タルト」は、カステラ生地に、大粒栗をまるごと一粒ずつ並べて 巻き上げた贅沢な一品。栗の食感がしっかりと味わえるので、秋のティータイムにぴったりですよ♪
★御栗タルト/畑田本舗オンラインショップ
http://www.hatada-kuritaruto.jp/pro_okr.htm
愛媛の老舗が手掛ける栗スイーツ。ロールケーキとタルト、好みのタイプを選ぶも良し、食べ比べして楽しむのも良し。ぜひ秋のティータイムのお供にいかがですか?

















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