
見た途端、つい目を奪われて、“ジャケ買い”をしてしまいそうな見た目やパッケージの商品をご紹介するこの連載。第38回目は、キノコの形が可愛らしいチョコレートです。
50年以上変わらないレシピで作られた珠玉のスイーツ
フランスの名門メゾン(お店)である「ミシェル クルイゼル」。初代クルイゼル夫婦がメゾンを創業したのは1948年。以降、4世代70年以上にもわたって続く、歴史あるスイーツブランドです。
クルイゼルでは、1989年にカカオ含有量99パーセントのチョコレートを開発。さらにシングルプランテーションと呼ばれる、一つの農園のカカオ豆だけで作られたチョコレートの製造を始めました。クルイゼルのチョコレートには、その農園から直接仕入れたカカオ豆が使われています。
さらにカカオ豆からチョコレートへの加工や、キャラメルなどのフィリングというすべての工程を、一貫して行っています。まさにカカオのエキスパートと言える職人ぶりです。
今回ご紹介する「シャンピニオン・キャラメル」は、50年以上変わらないレシピで作られた、まさに門外不出の伝統的なスイーツ。 アニメの世界から出てきたような可愛らしいきのこは、ひとつひとつが職人による手作業で作られています。

ダークチョコレートでコーディングされたきのこの傘の部分には、水飴や砂糖をキャラメル状に煮詰めたものに、アーモンドなどのナッツを加えて薄くのばしたヌガティーヌが入っています。
きのこの幹となる部分は、モチモチとしたキャラメルをホワイトチョコレートでコーティングして作られています。
口の中で、チョコレートとキャラメルの異なる味わいと食感が一度に楽しめる奥深いスイーツです。
シャンピニオンシリーズには、キャラメルのほかに「シャンピニオン・ジャンドゥーヤ」もあります。こちらは、きのこの幹のチョコ部分がミルクで色付けした薄茶色になっていてさらにきのこっぽさを感じられます。幹の中には、香ばしいヘーゼルナッツを使ったジャンドゥーヤが詰まっています。

キャラメルの甘さとコーヒーの苦みがマッチ
そのままでも美味しいスイーツですが、キャラメルの風味をより引き立たせるのなら、ぜひカフェラテなどのミルクたっぷりのコーヒーにあわせてみてください。
カフェでも、カフェラテの上にキャラメルソースをトッピングしたキャラメルマキアートが人気ですが、コーヒー豆のほのかな苦みとキャラメルの甘さがよく合います。寒い季節に温かい飲み物と、食べる度に異なる食感を味わえるチョコレートが最高に贅沢な時間を演出してくれます。
置いておくだけでも、可愛らしくてうれしくなるシャンピニオン・キャラメル。ぜひ手に取って眺めて、その味を確かめてみてください。
