牡蠣の旨味がしみしみのご当地おでん「塩竈おでん缶」【宮城県】

身も心もあたたまる「おでん」

肌寒い季節になると、急に食べたくなるのが「おでん」。静岡おでんや金沢おでん、姫路おでんなど、地方色の強いおでんがあるのもたのしいですし、食べるとお腹からあったかくなるのがいいですよね。

いろいろあるおでんの中でも今回おすすめしたいのが、阿部善商店の塩竈おでん缶。日本有数の漁港を持つ宮城県塩竈湾の浦戸諸島や、日本三景で有名な松島の名産である牡蠣の旨みにヒントを得たという「牡蠣の旨味だし」がきいていて、なかなか他にはないおでんなんです。

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小さな缶の中にたっぷり7種類の具材入り

蓋はタブタイプなので、缶切りもいりません。「パカン!」という音ともにフタを開けると、ふっと漂う牡蠣の香りに食欲がそそられます。具材は小判揚、豆腐小判揚、ちくわ、大根、うずら卵、こんにゃく、しらたきの7種類。少し小さめですが、型くずれもしていません。

食べてみると、どの具材にもしっかりと味がしみていて、程よい固さ。そのおいしさが一番良くわかるのが大根です。大根と言えば、おでんの中でも型くずれしやすく、やわらかくなりすぎてしまうこともしばしば。

でもこの塩竈おでんの大根は、じっくり一晩味を染み込ませましたと言わんばかりのおいしさと、「ほっこり」という言葉がピッタリのちょうどよいやわらかさなんです。他にも、阿部善商店は「政宗逸品」という揚げかまぼこが有名なお店ですから、小判揚もおすすめです。

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薄味のお出汁には、牡蠣の旨味がたっぷりと溶け込んでいます。でもその旨味はしつこいものではなく、上品な風味。そして少し飲んだだけで、口の中にその旨味が広がり、飲み干せば旨さとあたたかさがお腹に染み渡ります。

冷たくても美味しく食べられるおいしさ

もちろんあたためて食べるのが一番おいしいのですが、缶から取り出して冷たいまま食べでも意外とおいしいんです。冷めたおでんなんて、と思っている人にもぜひ味わって欲しいです。

賞味期限も製造日から3年と長いので、もしものときの非常食としても、とてもおすすめの一品ですよ。