「大好物なもの」や「食べてみたかったもの」など、おいしい物をいただくと嬉しいものですよね。手土産やお中元、お歳暮など食べ物はギフトとしても頻繁に使われます。
いっぽうで、食生活や食の趣向は人それぞれ違うので、「好みではない」ものをいただいて困った経験をもつことも少なくないでしょう。それだけに多岐にわたり選択肢がある「食べ物」のギフト。せっかくならば相手に喜んでいただけるものを選びたいですよね。
ギフトでグルメやスイーツを選ぶときに大切なこと
大切な選ぶポイントはどんな時でも相手の気持ちにたつこと。
例えば結婚相手のご両親に手土産を持参する時は、ご両親の好みを聞いて、その中でも人気の品やご両親と同年代に好まれる品を選んだり。多忙のため料理をする時間が持ちにくい、または料理が苦手な方へのお歳暮では、プレミアム感のあるレトルト商品や高級冷凍食品などもお薦めです。いつも有機野菜を食べている人に贈るならば、素材にこだわる上質なシンプル調味料などもお薦めです。
家族構成や生活スタイル、年代などをベースに考えたら、その方の現状も考慮しましょう。例えばその人の健康状態を知っていれば、減塩や油分を控えるなど注意できるかもしれません。出産祝いでしたら、手料理の時間もないかもしれませんので、そのまま食べられるものや重くて購入しにくいものなど喜ばれます。

また、日持ちをするものを贈るべきか、すぐに食べられる新鮮なおいしいものが良いのか、冷蔵保存が必要か、など、いつ頃食べていただけそうかも想像して購入しましょう。鮮度が必要なギフトを送る時は、事前に一報入れておくと親切ですね。
ギフトの金額は相手との関係性をよく考えて
金額は相手との関係性で変わります。一般的にお中元やお歳暮は、3000円~5000円くらいで、格別にお世話になった方には、5000~10000円程度です。結婚、出産や昇進祝いなど人生の節目になるような御祝いギフトは、現金を御送りするのが一般的ですね。
ですが、現金だけでなく心ばかりの御祝いの食べ物に同送するのも上品です。常温保存できる干菓子やボンボンショコラ、相手の好物の品が良いですね。

ギフトを贈る相手の好みなどがわからない場合は「誰でも喜ぶもの」を
相手の好みや家族構成などもわからない場合は、無難なものになります。ただ、「無難」というニュアンスではなく、「誰でも喜ぶもの」と考えて選ぶといいなと思います。また、ワインや日本酒などの選抜されたお酒も良い意味で「無難」です。もしも相手が飲めない人だとしても、周囲の誰かが飲めたりしますし、日持ちがするので無駄にならないのです。
どんなシーンでも、「相手が笑顔になると嬉しい」気持ちで選ぶのが一番だと思います。私も相手のリアクションを想像するだけで、自分も嬉しくなりますし、選ぶことが大好きでウキウキしてしまいます。気持ちは必ず商品の中に伝わるものです。ネットショップをいろいろ探してみたり、デパ地下などを隅々歩いたりして吟味してみてくださいね。

食の総合コンサルタント・食輝塾主宰