1. 引き出物って?
2. 引き出物の金額と相場
3. 引き出物の種類と人気ジャンルを紹介!
4. おすすめのお菓子の引き出物ランキング
5. 引き出物を送料無料で配送してくれるサービスもある
引き出物って?
引き出物の由来は諸説ありますが、現代では結婚式に参加してくれたゲストの方々に新郎新婦からお礼の品物を贈るという意味合いが強く、引き出物の中身選びはとても重要です。最近は個性的な引出物も増えていますが、地域性や両家のしきたりがある場合は、それもうまく取り入れながらまずはゲストのことを第一に考えた引き出物選びを考えましょう。
引き出物の金額と相場
気になる引き出物の基本となる相場ですが、「ゼクシィ 結婚トレンド調査2017 調べ」 によると、引出物と引菓子等を合わせた全国平均1人あたりの費用は6600円。また、そのうち平均1300円が引菓子代として使われています。これは地域によっても差があり、結婚式・披露宴が会費制の北海道の平均額は3900円、一人あたりの品数が多い北陸(富山・石川・福井)は平均9600円にもなります。
※引菓子:引出物袋の中に入っている、ケーキやバームクーヘンなどのお菓子類のこと
ゲストによって贈り分ける場合
招待するゲストによっては、立場や状況に伴い戴くご祝儀の金額も異なるでしょう。その時に活用したいのが“贈り分け”という方法。これはゲストに応じて引き出物の内容を変える方法です。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2017 調べ」 によると、ゲストによって引出物と引菓子等の中身を変えた人は首都圏の平均で82.3%、変えなかった人が17.0%でした。また贈り分けした人に対して、そのパターン数を尋ねたところ、3パターンが39.4%で最も高く、平均で4.0パターンとなりました。
贈り分けの基準は親族と友人など、ゲストとの間柄による理由が最も高く、次いでゲストの性別と年齢層によって変えています。贈り分けをするときは、ゲストに贈り分けをしているということを気づかれないよう、外袋からは分からない様な配慮をしましょう。もちろん予想以上にご祝儀を戴いた場合は、改めてお礼をするのも忘れないでください。
引き出物の種類と人気ジャンルを紹介!
昔は結婚式の引き出物と言えば、大きくかさばり派手なものが人気でしたが、最近は招待するゲストの荷物の重さを考慮したり、実用的な物、もしくはすぐに消費できるものを多く選ぶ傾向にあります。「市場調査メディア ホノテ」調べによると、「もらって嬉しい引き出物」として、「カタログギフト」「お菓子」「コーヒー・紅茶など」「キッチン用品」「タオルなどバス用品」が人気です。
ゲストは実用的かつ消費できる物を求めており、逆に「二人の記念だから」と選びがちなオリジナリティあふれる物は敬遠される傾向が見られます。また引き出物の定番とされる食器類は、持って帰る際の重さと、自分の好みではない物が来た際に困ってしまうというところがネックになるようです。
もらって嬉しい引き出物ランキングTOP5
1位:カタログギフト
2位:お菓子
3位:コーヒー・紅茶など
4位:キッチン用品
5位:タオルなどバス用品
もらって困る引き出物ランキングTOP5
1位:新郎新婦の名前・写真入りグッズ
2位:新郎新婦の手作りグッズ
3位:結婚式当日の模様を収めたDVDや写真集
4位:食器
5位:花
※「市場調査メディア ホノテ」調べ
喜ばれるカタログギフトの種類とは?
もらって嬉しい引き出物のなかでも人気のカタログギフトですが、その中身は多種多様。3000円~1万円の中で、金額によって6~8コース程度用意されています。有名ブランドの食器・インテリア雑貨はもちろん、美味しいお肉や海産物、有名パテシェのスイーツも選ぶことが出来ます。結婚式の引き出物用に作られた専用カタログもあるので、大手のカタログショップや結婚式場で紹介しているカタログショップと見比べてみましょう。
おすすめのお菓子の引き出物ランキング
最後に引き出物として人気の食品の中から贈ればきっと喜ばれる、「おすすめのお菓子の引き出物ランキング」をご紹介します。
第1位:銀座の料亭が作る、一日20本限定の贅沢なケーキ
銀座にある日本料理店「Kuma3(クマサン)」がつくる「くろまめへしれけーき」は、大粒の丹波黒豆とフランス産の発酵バター、朝採れの紅花たまごを使っており、上品な甘さと、後からふんわり香るバターの風味がたまらないケーキです。パッケージも洗練されたシックな黒と青の箱入りで、お祝いの熨斗を付ければさらに立派な見栄えに。お値段は高めですが、その分、良い物を贈りたいゲストへの贈り分けの引き出物にふさわしい一品です。
第2位:ぱっと目を引く華やかさ♪プチギフトにも最適のサブレ
四つ葉のクローバーやエディブルフラワー(食用花)が一面にちりばめられていて、まるでお花畑のようなココナッツサブレです。華やかな見た目は引菓子としてはもちろん、プチギフトにもおすすめ。ココナッツ風味の香ばしいサブレは、米粉が原料で口あたりも軽く、甘すぎないため男性にも好評のお菓子です。包装は小包装になっており、グレーのシンプルモダンな箱に入っており、予算に合わせやすい価格帯が人気です。
第3位:甘いものが苦手な方にはお洒落なお煎餅がおすすめ!
最近は、引菓子=焼き菓子のイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。そんな常識を覆してくれるのが、200年の伝統を持つ「銀座 松崎煎餅」の「暫(しばらく)」です。箱を開けると、ポップでカラフルな6種類の市松模様が目を引き、とにかくお洒落。もちろん原料も、北海道産昆布や国産海苔などこだわりのものを使用しており、軽めのサクサクした食感に加え、7分突き独特のツブツブ感がたまりません。味は醤油・胡麻・七味唐辛子・海苔・昆布・ざらめと、定番の6種。甘いものが苦手な方の贈り分けもおすすめです。
第4位:世界一のフィナンシェをブライダル限定パッケージで
洋菓子店として有名なアンリ・シャルパンティエ。そこの人気商品でもある、フィナンシェとマドレーヌがブライダル限定パッケージになったセット。結婚式にふさわしい華やかなパッケージに、バターが香る間違いない焼き菓子セット。
第5位:二人の新しいお家を思わせるパッケージが可愛いクッキーのセット
かわいらしいデザインの引き出物を贈りたい、というお二人におすすめなのが「romi-unie(ロミ・ユニ)」の「メゾンセット1(アン)」。束ねの印が描かれたオリジナルの熨斗と、真っ白な家に赤い紐が掛けてあるパッケージが新しい二人の新居を思わせます。中には6種のサブレが9枚入っているのですが、それぞれのサブレごとにバターの産地や製法を変えるなど細部までこだわりが詰まっています。外見も他のお菓子とは一線を画すので、気心の知れた人への贈り分けはもちろん、プチギフトとしても使える引菓子です。
引き出物を送料無料で配送してくれるサービスもある
式場によっては引き出物の持ち込み手数料が別途かかってしまったり、かと言って式場指定の引き出物だと贈りたいものとちょっと違うと感じてしまうこともあるかもしれません
そんな時おすすめなのが、引き出物をゲストの自宅へ直接配送してくれるサービス。「GIFT NAVI」「PIARYヒキタク」「リンベル」など、だいたい3000円以上の購入で無料配送になるため、実質宅配代のコストは考えなくて良いところがポイントです。ゲストの荷物のことを考えると贈りたいものが贈れないということもなくなります。さらに当日のバタバタで贈り分けの品物を間違えた!という、あってはいけない失礼なトラブルも、引き出物自体を会場に持ち込まないため回避できます。
式当日は席次に引出物の無料配送サービスについての案内や、司会の方に該当アナウンスをお願いしておきましょう。「引き出物は無いのかな……」というゲストの不安も解消できますよ。
引き出物が、結婚するお二人とゲストにとって、よりよい関係を結べるきっかけとなりますように!






















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