
日本全国のおいしいお取り寄せパンの中から、いまおすすめのパンをご紹介するこの連載。第24回目は北海道洞爺湖の岬にある石窯焼きのパン屋さん、ラムヤートより「エジプト塩のパン」をお取り寄せしました。
ひとふりでいつもの料理がワンランクアップする万能調味料「エジプト塩」
みなさんはエジプト塩という調味料はご存知でしょうか? 料理家のたかはしよしこさんが考案した、塩・ナッツ・スパイスがブレンドされた万能調味料です。

香ばしい香りと味わいで異国感が味わえ、ひとふりで料理上手になったかのように思える、私にとっても魔法の調味料です。
エジプト塩ファンとして気になっていたのが、ラムヤートのエジプト塩のパン。ラムヤートのご主人とたかはしよしこさんはご友人だそうで、そのためこの魅力的なパンが生まれたようです。たかはしよしこさんシリーズではお馴染のおかっぱの女の子のロゴもエジプト塩のパンに入っており、見た目もとってもかわいいです。
ピラミッド型の見た目はインパクト大
北海道から我が家まで、クール便でやってきました。

大きさですが、底辺が約11cm×11cmの正方形に、高さも約11cmの正四角錘です。このピラミッド型、ころんとしていてとてもかわいい形です。
スパイス、じゃがいも、チーズのトリプルアクセントがかなり楽しめるパン
オススメの食べ方として、「1cm程にスライスしフライパンに蓋をして弱火で軽く焼く」とあったので早速試してみました。

うっすらときつね色になるまで焼いていきます。

食べ比べたかったので、左はそのまま、右はフライパンで焼いたものです。
まずフライパンで焼いた方ですが、口にするとガツンと感じるエジプト塩のスパイスたち。エジプト塩にはアーモンド、塩、ピスタチオ、白胡麻、クミン、コリアンダーが入っています。ナッツ類の食感とクミン・コリアンダーの異国感はたまりません。
そこに噛めば噛むほど、パンに入っているじゃがいもの味があわさってきます。洞爺の無農薬じゃがいもだそうです。
食感は表面がサクサク、カリカリ、噛むほどにもっちりしてきます。このもっちり感がお腹にもちゃんと溜まり、満足感を与えてくれます。生地作りは、手ごね、自然発酵と、機械に頼らない作り方をされているそうです。
カチョカバロチーズも入っており、チーズの部分を食べると結構な味変をします。1枚食べるだけでエジプト塩、じゃがいも、チーズの個々の味わいと共に、各々の組み合わせでかなり楽しめました。
また、焼かずにそのまま頂いた方は、生地のふわふわ感が味わえます。スパイスの風味はやや抑えられ、代わりにチーズの味が先程よりもしっかり感じられました。お子さまや少しスパイスが苦手という方は、温めるよりそのままの方が食べやすいかもしれません。
忙しい朝にはトースターでも焼いてみました。オリーブオイルとの相性もぴったりでとっても美味しかったです。私はお店がオススメしている、フライパンで温める方法が一番気に入っています。エジプト塩がより引き立つ味わい方だと感じています。
だれかと一緒に食べて語らいたくなる逸品
このパンは、ひとりで存分に楽しむのはもちろん、だれかとシェアしたくなる逸品でもあります。私の場合、かわいい見た目やこのパンの深い味を、友人と共に語らいたくなりました。
いつか洞爺湖を思い近くの湖でピクニックのお供に、またこのパンを注文したいと思っています。みなさんにも是非一度、試して頂きたいです!
