クリスマスの食卓を彩る「クリスマスケーキ」。美味しさはもちろん見た目も豪華で華やかなものが多く、年に一度のクリスマスをより特別なものに演出してくれます。
高級ホテルによるホテルメイドのものから世界で活躍する人気パティシエが作るものまで、さまざまなクリスマスケーキが登場しますが、そんな中からおすすめの商品を、お取り寄せの達人である下井美奈子さんと平岩理緒さんに選んでいただきました。
もちろん、どれもお取り寄せできるものばかり。手土産やギフトにすれば、家族や恋人、友人と過ごすひとときをきっと素敵にしてくれますよ。

(スィーツコーディネイター)

(スイーツジャーナリスト)
「これがヴィーガン?!」と思わず驚くベリーのショートケーキ

ヴィーガン仕様とは思えない、クリスマスショートケーキ。小麦粉も使用しないグルテンフリー。生クリームはもちろん、卵・乳・その他動物性原材料を使用しないプラントベースのクリスマスケーキです。
しっとりとした米粉のスポンジケーキで苺の自家製コンフィチュールを混ぜた苺クリームをサンド。 生クリームを使用せず“オリジナルの豆乳クリーム”を使用。このオリジナルの豆乳クリームが、豆の風味もなくクセもありません。国産の米粉やてんさい糖など、こだわり抜いた厳選素材を使っているので、体に優しいのも嬉しい。飾りに長野県産の苺とブルーベリーを使用して華やかです。
卵、小麦粉アレルギーの方でも安心して召し上がれるので、みんなでワイワイケーキを囲みながらクリスマスを楽しみましょう!(下井さん)
チョコレートをとことん楽しみたい方にぴったりの5層チョコケーキ

ナッティな風味のフィリピン産シングルオリジンのチョコレートを使用した5層仕立てのクリスマスケーキ。それぞれの層で、同じフィリピンのカカオ豆を使用していますが、それぞれの層ごとにカカオのコンチングの具合を変えたり、製法を変え、食感や香りを調整するこだわり。
トップにはカカオ70%の板チョコレート。2層目は、まろやかなホワイトチョコレートのムース。3層目はプラリネのようなナッツ感を表現するカカオ80%のビターなチョコレートムース。4層目は甘酸っぱいいちごとフランボワーズのガナッシュ。そして最下部は、カカオ70%のしっとりとした生ガトーショコラです。
2022年は、4層目にホワイトチョコレートとイチゴとフランボワーズのジャムを合わせたガナッシュを使用して爽やかな味わいに仕上げています。苺は香川県の農家「いちご家めい」の女峰を使用。甘酸っぱい香りが魅力です。
去年は、すぐに売り切れてしまい争奪戦になるほどの人気。今年も早めに要チェックです。(下井さん)
色とりどりのジューシーなフルーツの酸味とチーズのコクが見事にマッチ

歴史ある銀座・和光から、目にも華やかなクリスマスケーキがお取り寄せできます。クリスマスカラーのイチゴとキウイが、ジュレと一緒にキラキラときらめきます。中心には赤いベリーのコンフィチュールを忍ばせ、フランボワーズやグロゼイユ、カシスなどのベリーの果実感がジューシーです。
アーモンドのスポンジ生地や、濃厚なクリームチーズのムース、サブレなどを重ね、周りをふんわりとしたチーズのムースで包みます。チーズのムースはブルーチーズを隠し味に使用しているので、後味にふっとチーズのコクと香りが広がります。
みずみずしいフルーツが爽やかなチーズのケーキは、シャンパンなどと合わせたい逸品です。(下井さん)
ピスタチオペーストのコクのある余韻が後を引くガトーショコラ

ピスタチオのグリーンと、フランボワーズのレッドが、クリスマス気分を盛り上げてくれるガトーショコラです。
ナッティーな風味がたまらない、シチリア産のピスタチオペーストをたっぷり配合した生地は、3種のチョコレートをブレンドし、なめらかな口溶け。スッと口の中で素早く溶けて、余韻にピスタチオのコクが広がります。
ホールのフランボワーズの爽やかな酸味と、自家製フランボワーズコンフィチュールで華やかさをプラス。フランボワーズコンフィチュールの上には北海道産生クリーム使用のホイップクリーム、ピスタチオのダイスをちらしています。
少しずつ切り分けて、カカオとピスタチオが重なる豊かな風味と、フランボワーズの果実感とのハーモニーを楽しんで。(下井さん)
鮮やかな赤に目を奪われる!サマープディングをイメージした軽やかなケーキ

ピエール・エルメ・パリの「ノマド」シリーズ、もう召し上がりましたか?「解凍して、こんなにも完成度の高いケーキがあるなんて!」という驚きがあります。
ノマド用の美しいボックスは、ギフトにもおすすめです。「エラ」は、サマープディングをイメージしたフレーバー。オリーブオイル入りレモン風味のビスキュイ、キュンと酸味のあるレモンのクリームと、甘酸っぱいレッドフルーツのコンポートが、甘美なハーモニーを奏でます。
軽やかなテイストは、ご馳走の後のデザートにもピッタリです。(下井さん)
斬新!「シュトーレン」をイメージしたクリスマスケーキが登場

既に生まれ故郷のフランスよりも日本在住の方が長いフランス人パティシエ、サントス・アントワーヌシェフ。今年の新作クリスマスケーキ「シュトーレン・フレ」は、伝統的なクリスマス焼き菓子“シュトーレン”の味をフレッシュな生ケーキにしたという、斬新な発想!
アーモンドを思わせる杏仁風味のホワイトチョコレートムースの中に、いちじくやラムレーズン、プルーン、アプリコットとドライフルーツたっぷりのスポンジ生地の土台が、あたかもシュトーレンのようなイメージ。
ほんのりスパイシーな味わいのチャイのクリーム入りで、様々な味と食感が口の中で一つに混ざり合います。直径12cmと、2~4名で楽しむのに程よいサイズです。(平岩さん)
帝国ホテルで人気のモンブランがクリスマスケーキに!

最近は有名ホテルでも、自宅まで届く冷凍スイーツへの支持が高まっています。「帝国ホテル 東京」で大人気の「和栗のモンブラン」をクリスマスケーキ仕様にしたのがこちら。ここ毎年、クリスマス時期の定番となっています。
カットした渋皮栗と生クリームをスポンジ生地で挟み、生クリームや、渋皮栗・ナッツ・チョコレートでデコレーション。たっぷりと絞られた和栗クリームは、「和栗のモンブラン」と同じく、和栗をすりつぶしたペーストにカスタードクリームとバターを合わせたもの。
蒸した和栗の殻を手作業で剥き、渋皮を取り除いて使用することで、雑味のない濃厚な風味となめらかな口当たりに。ご家族で楽しんでいただける味わいです。(平岩さん)
ピスタチオ好きなら見逃せない!グリーンが印象的なムースケーキ

クリスマスケーキにも年ごとの傾向がありますが、実は2022年はピスタチオのクリスマスケーキが意外と少なく、ましてお取り寄せできるケーキでは珍しいので、ピスタチオ好きの方はぜひお見逃しなく!
あざやかなピスタチオグリーンが印象的なムースの中には、アーモンドビスキュイやラズベリー味のチョコレートクリーム、苺のジュレ入り。トップにはピスタチオと苺のマカロンがのせられています。
ピスタチオならではのまったりとしたコクと香ばしさに、ベリー類の甘酸っぱさがマッチし、間違いのない相性のよさ。シャンパーニュの華やかな喉越しとも好相性の味わいで、パーティーの場も盛り上がりそうです。(平岩さん)
すっきりと上品な甘さと奥深い香りがたまらない、まさにバニラ尽くしのケーキ

製菓の世界大会でチーム優勝経験もある新進気鋭のパティシエ、瀧島誠士シェフのチョコレートブランド「Seiste」によるオンライン限定クリスマスケーキ。
マダガスカル産バニラをふんだんに使用し、ホワイトチョコレートベースのバニラのムースの中に、バニラのケーク生地、やわらかなバニラクリーム、小麦粉不使用のバニラ風味の生地などを重ね、ほんのり塩味を利かせたバニラキャラメルをアクセントに。
トップのデコレーションもバニラが香るマスカルポーネ入りの生クリームと、まさにバニラ尽くし!様々な食感で奥行きのある香りと味わいを引き出しつつ、甘さはあくまですっきりと上品に。直径15cmですが3~4人でカットしても満足感があります。(平岩さん)
華やかなデコレーションに気分も上がるオンライン限定ケーキ

華やかなドレスのようなデコレーションのケーキが人気の「アトリエ・アニバーサリー」ですが、こちらは2022年のオンライン限定クリスマスケーキ。
土台は、一番人気のショートケーキ。きめ細やかなふんわり食感のスポンジ生地と、コクがありつつ甘さ控えめで口どけのよい生クリームが特徴です。その上に、ピスタチオペーストとホワイトチョコレートをブレンドした濃厚でなめらかなクリームを、クリスマスリースに見立ててたっぷりと絞っています。中央に飾ったラズベリーの赤色との対比も鮮やかです。
冷凍で届いたものを半解凍で食べ始めても、アイスケーキのように楽しめます。直径13cmですが高さがあるので、4~5人でも充分な大きさです。(平岩さん)
おとりよせネットでは、他にもクリスマスにぴったりのお取り寄せグルメをご紹介中!ぜひチェックしてみてくださいね。