
チーズライター・パン教室「ラ・ナチュール」主宰
一大ブームを経て、今やすっかり定番となったバスクチーズケーキ。そのブームの火付け役である東京 白金のGAZTA(ガスタ)さんが、同じ並びにチーズスイーツ専門店をオープンしたからと、チーズ友達に誘われてお邪魔してきました。

新店舗の名前は、CASA DE GAZTA(カーサ デ ガスタ)。そして今回の看板メニューは、ゲタリアイスと名付けられたチーズアイスです。

スペイン、バスク地方の漁師町、ゲタリアで食べたチーズアイスに感動したシェフが、なんとしても同じ味を日本で再現したい!と材料のチーズから特注で作ったというこだわりの逸品です。
豊かなミルク感がありながらさっぱりとした後味、そして極々滑らかな舌触りとす~っと消える口どけの良さは経験のないほど。
是非このアイスをご紹介したい!と思ったのですが、出来たての美味しさにこだわるあまり、残念ながらイートインと店頭販売のみ。おとりよせ出来ないとのことでした。
ちょっと残念に思ったのですが、こちらのお店には他にも絶品チーズスイーツがあったのです。それが、今回ご紹介する「チーズサンド」。熱い思いで本物を追及し続ける、同店渾身のチーズスイーツをご紹介します。
チーズクリームとクッキー生地の素晴らしい一体感と風味の良さ
チーズサンドには6個入りと12個入りがありますが、まずは6個入りを。
カジュアルな黄色い箱には漁網がデザイン。漁師町ゲタリアにちなみ、店舗自体が船底をイメージした設計で、店内の至る所に海関連アイテムが散りばめられた同店らしいパッケージです。

袋から出したところがこちら。薄くて繊細なクッキー生地にチーズクリームがサンドされています。

サクッと半分に割ってみるとこんな感じです。

一口食べると、クッキー生地がとにかくサクッホロッと繊細な食感。バターが効いた風味の良さにも思わず笑顔になります。塩のアクセントも絶妙で、クッキー生地の完成度の高さに感動。
そこにチーズクリームのチーズ感やボリュームのあるコクが追いかけてきて、全体が混然一体となった味わいにうっとり。
素晴らしい一体感と風味の良さを演出しているのは、やっぱりクッキー生地でしょうか。
薄い生地はチーズクリームの味を支えるジャストな量ですし、繊細で口どけの良いサクホロ食感は、チーズクリームと抜群の一体感を生み出しています。上質なバターの香りは全体を心地よくまとめあげ、アクセントの塩はチーズ感を引き立てています。
その計算されたバランスが絶妙ですし、材料使いがシンプルなので、素材の上質さがより活かされているように感じます。
聞けば、バターはフランスのAOP認定のものを贅沢に使っているそう。そして塩はフランスのゲランド産、クリームチーズはヨーロッパ産とのことです。
一緒に飲み物を合わせるなら、CASA DE GAZTAさんの店内でおすすめされている通り、まずは紅茶がおすすめ。また、少し渋みのある緑茶もとても良く合いましたよ!

オンラインショップでは、ご紹介したチーズサンドはもちろん、人気のバスクチーズケーキをはじめ、他の系列店のスイーツや食材もまとめて購入できるので、是非一度お試しください。
もちろん店舗に足を運んで、その場でしか堪能できないチーズスイーツを楽しむのもおすすめです!