
(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
夏に、おいしくてスタイリッシュなギフトを探しているあなたに。これは夏にぴったり!と私が感じた、おいしい焼き菓子のセットをおすすめします。
今回は、日本橋兜町にある、ease(パティスリー イーズ)で人気の、モダンなケークの詰め合わせのお話です。
人気フレンチレストランの元シェフパティシエが作る、スタイリッシュな焼き菓子セット
この焼き菓子セットは、2020年7月にオープンしたease(パティスリー イーズ)の人気アイテム。オープン当初から販売され、ギフトシーズンは特に人気が集まるそう。スタイリッシュなパッケージも魅力。
やわらかなトーンのグレーのボックスがシックです。アイボリーの細い紐で結ばれ、クラフト感がありながらも、どことなく、和のテイスト。改まった方にも、喜んでいただけることでしょう。

箱を開けると、きれい。中には、焼き菓子が5種類、10個入っています。

「ショコラ・プリュンヌ」「シトロン・ショコラ」「ショコラ・グレープフルーツ」「オランジュ・フロマージュ」「キャトルキャル・ブルトン」。それぞれが2つずつ。

おいしい焼き菓子たち。
チョコレートとフルーツとナッツをくみあわせた焼き菓子たちは、香り高く、しっとりやわらかで、フルーティな焼き菓子、といった印象。

「ショコラ・プリュンヌ」には、プルーンが一粒。チョコチップとともに、たっぷりの香ばしい胡桃がごろごろっと、ちりばめられています。
「シトロン・ショコラ」は、甘酸っぱいレモンとチョコレートのマリアージュ。きゅん、とくるようなレモンの酸味は、夏にこそ。チョコレートチップとヘーゼルナッツが調和します。
「ショコラ・グレープフルーツ」からは、しっかりとグレープフルーツの存在が伝わってきます。柑橘の苦味が好きな私は、大好きな焼き菓子。サクサクとしたココナッツフレークがの食感がよく、中にはチョコチップが。苦味の余韻が魅力です。
そしてあと2種もおいしいのです。
「オランジュ・フロマージュ」は、その名の通り、チーズが使われています。口にした瞬間「あれ?」。塩気を感じるのは、カマンベールチーズパウダーを使っているから。アーモンドとチーズとオレンジの風味。こうなると、ワインに合わないはずがないですよね?
「キャトルキャール・ブルトン」は、バターとコニャックの香りがぐっときます。フランス産の砂糖「ベルジョワーズ」を使用していて、6種の中でいちばんしっとり。一度たべると、もう一度、となりそうな、存在感です。

シェフの大山恵介さんは、日本の有名パティスリー、フランスのオーベルジュなどを経て、東京・北参道にある人気フレンチレストラン「シンシア」でシェフパティシエだった方です。
レストラン経験が長い大山さんならではの、一皿の料理のような焼き菓子。夏にスパークリングワインと。ティータイムにももちろん、そのままでも。プレミアムな焼き菓子セットです。都会的でセンスが良い、素敵な方へのギフトにどうぞ。