
(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
たくさんのクッキーがぎっしり詰まったクッキー缶。プレゼントされると、心ときめくものですね。
今回は、フランスの有名ショコラトリーが手がける、話題のクッキー缶をご紹介します。チョコレート愛好家の間で人気が高い、フランスのショコラティエ、パスカル・ル・ガックによるサブレ缶です。
単品販売の人気のサブレが勢揃いしたクッキー缶
フランスの本店以外、唯一の海外ブティック「パスカル・ル・ガック東京」で、この春、たっぷりとサブレを詰め合わせた「プティ フール セック」の販売が始まりました。

2021年4月5日、販売とともにすぐに評判となり、しばらく「SOLDOUT」が続いて、品薄だったこともあります。ただし、今は1週間ごとの販売数が決められ、特に週初めに購入しやすくなっているそうなので、安心してください。
人気の理由は、いつもは単品販売され、ギフトに人気のサブレが、少しずつぎっしり入ってお得だから。さらにはこの缶限定の、スペシャルなサブレが入っているからです。

パフェだけのための非売品のサブレが食べられる!
まずは、チョコレートのチョコレート専門店ならではの、サブレのバリエーションを味わいましょう。
カカオを練り込んだ「サブレ ショコラ」(写真下)は定番人気です。オレンジが香るチョコチップ入りクッキー「クッキーズ」(写真右)は、後味が爽やか。

この缶のために特別に作られた「ブルターニュ サブレ ショコラ」(写真左)は、厚焼きが特徴。しっかりほおばって、チョコの風味を楽しみましょう。
そして、ファンが注目するスペシャルサブレがこちらです。

可愛らしいこの3種。パスカル・ル・ガックファンに、大歓迎されている理由は、実は、オリジナルパフェのパーツとして、パフェだけのための非売品だったからです。
パスカル・ル・ガック東京のカフェで提供されるチョコレートパフェ「パルフェ フルーリー」は「花ひらくパフェ」とも呼ばれる芸術的なもの。シーズンごとに人気を集めています。

ブランドの方によると「お客さまから『パフェの中のサブレがおいしいので、販売してもらえませんか』というご希望が相次いだので、詰め合わせの一部にしました」とのこと。
ついに小さなサブレたちがパフェグラスから飛び出し、自宅で味わえるようになりました。
四角い「サブレ バニーユ」は、バニラ風味。「シュトロイゼル カカオ」は、アマゾンカカオを使った、カカオを感じるサブレ。しっとり、かりっ、ほろっとした食感のコンビネーションが魅力です。グリーンの「ブールドネージュ ピスターシュ」は、ピスタチオ風味。それぞれ、とても美味しいです。

パスカル・ル・ガック東京のブティックへすぐにいけない方も、サブレだけで食べたい方も。ゆっくり、ご自宅で味わってください。
私は、自宅にこの缶があると、パスカル・ル・ガックの店内やパフェを思い出して、なんだかにっこり。
今日はどれにしようかなと、迷いながら指をのばすのひとときが、しあわせです。