食欲がない日もサラサラとごはんがすすむ、宮崎の郷土料理

ひや汁の素 3個セット
甲斐みのりさん
(文筆家)
旅、散歩、お菓子、手みやげ、クラシックホテルや建築、雑貨や暮らしなどを主な題材に、書籍や雑誌に執筆。著書は『地元パン手帖』『お菓子の包み紙』など35冊以上。

東京にある宮崎料理の店で、お酒のシメとして大鉢で出された初めて冷や汁を食べたとき、あまりのおいしさにおかわりをしたのは10年以上前のこと。そもそも、お茶漬け、おじや、リゾットなど、お米×汁ものの組み合わせが好きだったのもあるが、ほかほかのごはんに、冷たい汁をかける、その組み合わせの妙に膝を叩いた。

ふっくら立ち上がった温かな米粒と、冷たくとがった勢いのある汁や具が、互いの個性を守り合った状態でするんと絡み、独特の風味を奏でる。味噌、豆腐、きゅうり、青じそ、ごま、素材一つ一つのの食感や風味が際立ちながら、全てが不思議となじんでいるのも、好ましさを感じるポイントだった。

子どもの頃、体調が悪かったり食欲がないとき、食事が喉を通りやすいようにと、ごはんと汁ものを合わせて食べられるのが嬉しかった。大人になりお酒の味を覚えてからは、酒席の最後にごはん×汁の組み合わせを味わうと、ホッと心が和む。

そんな中、冷や汁を知って、これは梅雨や夏バテの食欲不振時に適していると確信を持った。その後すぐ、家で自分で作ってみたが、どうにも味が浅くなりおいしくできない。しばらくして、宮崎県のアンテナショップのイートインコーナーで冷や汁が食べられると聞いて、わざわざ食べに出かけたとき、食材売り場に「冷や汁の素」なるものがあると知り、これから家で作るときには、本場の味に頼ろうと決めた。

そうしていくつか冷や汁の素を試して辿り着いたのが、国富町・向栄食品工業の「ひや汁の素」。独自のブレンド味噌、ごま、落花生、かつおだし、国産いりこを混ぜて、大きな胴釜でゆっくりと炊き上げるて、深い旨味とコクを出す。

使い方はいたって簡単。パック入りの冷や汁の素を水やお湯で溶いて、豆腐、きゅうり、青じそ、小ねぎ、みょうがなどの具と合わせ、ほかほかのごはんにかけるだけ。南国・宮崎の夏の風物詩というだけあって、さらさらごはんがすすむので、食欲不振に陥りがちな梅雨の時期から夏の間にもってこい。ごはんだけでなく、そうめんのつけ汁として活用しても。家に常備しておくと便利。

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