創業340年!長崎老舗の伝統が味わえる、レトロなパッケージがかわいいカステラ/思わずジャケ買い!な手土産 vol.38

かわいいカステラ 松翁軒 パッケージ
池守りぜねさん
ライター。グルメ雑誌の編集などを経て、女性向けのweb媒体で書いています。カフェとカレーとデパ地下グルメ巡りが趣味。料理は作るのも食べるのも好き。最近は、器に興味があります。素敵なお取り寄せ商品をどんどん紹介していきたいです。

見た途端、つい目を奪われて、“ジャケ買い”をしてしまいそうな見た目やパッケージの商品をご紹介するこの連載。第38回目は、江戸時代から続く老舗が作る、伝統的な味わいのカステラです。

340年以上もの歴史がある老舗のカステラ

松翁軒は、1681年に長崎で創業された歴史ある老舗。江戸時代中期から340年以上も、菓子作りに精進を重ねてきたカステラ作りの名店です。長崎発祥のカステラの歴史にも深く、影響を与えているそうです。

松翁軒の看板商品であるカステラは、創業以来、受け継がれ進化してきた伝統製法によるもの。熟練した職人によって、窯で一枚ずつ丁寧に焼き上げています。カステラは、その日の天候や気温によって、製法も微妙に変えて作る必要があります。職人の巧みな技と勘で、いつでも美味しいカステラが作られています。

今回ご紹介する松翁軒の「かわいいカステラ」には、「松翁軒カステラ」「チョコラーテ」「抹茶カステラ」の3種類が入っています。

かわいいカステラ 松翁軒

松翁軒の顔とも言えるのが創業以来受け継がれてきた「松翁軒カステラ」。チョコレートパウダーではなく、カステラに合わせて特注したチョコレートを使った「チョコラーテ」。そして宇治の玉露と煎茶をブレンドし、石臼で丁寧に挽かれた抹茶を使った「抹茶カステラ」。

カステラに使われている卵は、島原半島の契約農家から毎朝直送された卵を使っています。カステラ特有の艶のある美しい焼き上がりのために、鮮度や味以外にも、温度から黄身の色まで厳しく管理されています。

カステラの美味しさを決めるのがザラメ。松翁軒のカステラには、純度のより高いザラメが加えられています。しかもザラメは底に敷くのではなく、生地に加えて焼き上げるというこだわり。生地の下に残ったザラメは、焼き上げる時に生地に溶け切れずに沈んだものです。

カステラの箱を開けると、甘い匂いが立ち込めます。上白糖だけでは作ることが出来ない、長崎カステラの特有の上品な甘味を感じられます。

さらに色が良くて甘味にもにごりが無い、国内産の餅米飴も使われています。水あめを加えることで、しっとりと焼き上がり、生地の老化も防げます。

じつはカステラに水あめを加えるというのは、長崎で産まれたアイディアだとか。水あめが加えられることによって、しっとりとした風味をより一層感じられます。

歴史を感じるレトロなパッケージと味わいにほっこり

「かわいいカステラ」のパッケージには、昔の写真のような佇まいの女性や男の子の絵が描かれています。そして、パッケージには、「カスティラ」の文字。レトロ感満載のパッケージは、ユーモラスな感じもあり、ささやかな差し入れやギフトとしても喜んでもらえそうです。

かわいいカステラ 松翁軒 パッケージ正面

1本が5切れと食べやすいサイズで、しかもカット済み。急な来客にもちょうどよい大きさです。

自然な甘さのカステラには、コクのある牛乳がよく合います。もちろん、ミルクを入れた紅茶やコーヒーとも相性が良いので試してみて下さい。

手の込んだカステラを食べると、心も豊かな気分になります。ぜひ一度、歴史の感じられる「かわいいカステラ」を食べてみて下さい。

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