
お取り寄せの達人
韓国ドラマの到来とともに、韓国料理もだいぶ日本で広がったと思います。我が家でも類にもれず、ナムルやキムチ、チゲ鍋、冷麺、などなど、当たり前のように食卓に並びます。でもやっぱり家で食べるより、お店で食べたり韓国で食べた方が美味しいな~、なんて感じた方は少なくないのでは。
私もお店で食べた時に、これなら家で作れるかも?と家で真似してみたところ、あれれ?と最初は思いました。そりゃそうなんです! だってごま油の香りが全然違うんですもの。
野菜の硬さや苦味や多少の違いはあると思いますが、何が決定的に違うといえば絶対ごま油! 日本のものは割とアッサリした香りで、どちらかというと料理の邪魔はしないで風味が残る程度の印象です。でもそれじゃ物足りなくて(笑)。やはり韓国料理はパンチの強いものもありますし、胡麻の香りがしっかりあってこそ韓国料理が生きてる感じがします。
そんなわけで最初は韓国旅行へ行くたびに、お土産は現地で買ったごま油でした(笑)。現地では胡麻を購入して、その場で絞ってもらえたりもします。でもこれは飲めるくらい美味しいですが、お値段もなかなか(笑)。そもそもそんなにしょっちゅう韓国は行けるわけでもありませんし、コスパが良くなければ日常の食卓ではふんだんに使えません。
そこで、市場の生搾りほどではないけれど、市販のもので手に入りやすく、そこそこコスパもいいもの、でも美味しいごま油!で、探したところ、日本ではこの班家食工房(徳山物産)のごま油に出会いました。
これは香りも高く濃厚で、ナムルや焼肉のタレとしても大活躍! 家で料理を作っても、まるで韓国で食べてるのと同じくらい美味しくなります。
基本、私は韓国のごま油は生で使うことが多く、炒め物など火を通すとかは日本のものを使い、仕上げに数滴これをかけるだけ。この胡麻の香りを活かすようにお料理もしたいですね。
あと韓国の友人に教えてもらったのですが、ナムルなんかは必ず手で揉むようにしてます。手で揉むことで塩加減やごま油の混ざり加減、量などがしっかりとわかるからです。シンプルな味付けだからこそ、一つ一つの作業を大切に。「オンマ」の味ですね。
私が子供の頃はまだナムルとかも食べたことはなかったし、キムチやサムギョプサルなどの韓国料理もほとんど見かけませんでした。でも韓国料理って素材をすごく大切にしているし、発酵食品も沢山あるし、旨味が詰まった調味料も豊富! このごま油一つとっても、本当に実感しております。
時代とともに手軽に世界のいいとこ取りができるようになり、新しい食材や調味料とも出会えるようになりました。日本のものが悪いのではなく、その国の料理や食材にあったものを家庭でも再現できると楽しいかな?と。是非お試しください。






















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