伝統製法の丸みに、みかん果実酢のフルーティーな甘さをブレンド/達人おすすめ!調味料 vol.10

おいしい酢 900ml
菅井かおる
(食と暮らしを楽しむ!「美食手帖」主宰)
大学在学中より華道・池坊(師範免許取得)、茶道・裏千家を学ぶ。金融機関退社後ジャパンホームベーキングスクール、辻クッキングスクール、長沼静きもの学院等で学ぶ。数年前にプリザーブドフラワー&生花アレンジメントのディプロマを取得。「食を楽しむことが生活を楽しむことにつながる」がモットー。

夫の誕生を記念して植えられた温州みかんの木が、わが家のシンボルツリーです。この木は、みかん園を営んでいた義母の生家から運んできて植えたそうです。甘さもあり酸味もしっかりと持ち合わせた、昔ながらの味のみかんです。

いつも身近にみかんがある環境で育った義母は、とにかくみかんが大好きで、庭にたくさんのみかんの木を植えて育てています。愛情をたっぷり注いでいるので実つきがよく、毎年大豊作です。そのみかんをおすそ分けしてもらうわが家も皆、自然とみかんが好きになりました。

10年ほど前に義母が「おいしいみかんのお酢があるのよ」と勧めてくれたことが、私がおいしい酢を知ったきっかけです。ひと口味わってみると丸みとコクがあり、今まで想像もしなかったお酢の味に驚きました。伝統製法で時間をかけて自然に発酵・熟成させた酢に、みかんの果実酢をブレンドしているので、フルーティーなやさしい甘さがありました。

氷を入れて、炭酸水とレモンなどの果汁で割ったドリンクは、爽やかで夏バテを忘れるくらい元気が出ます。サラダ用のドレッシングや、しょうがの甘酢漬けにも欠かせません。お正月の紅白なますに始まって、春物のワカメが出回ると新たまねぎと一緒に酢の物をつくり、プチトマトやきゅうりなどの夏野菜をピクルスにして、秋鮭のカルパッチョ、冬は坦々鍋の隠し味や水餃子のタレに使うなど、本当に一年中活躍します。

そして、私以上においしい酢の魅力にとりつかれているのが、実家の母です。義母からお中元に送ってもらって以来ハマっていて、年に数回12本セットを注文するくらいお気に入りです。

酢飯をつくるときは、炊き立てのご飯においしい酢を混ぜるだけの簡単調理なので、砂糖を溶かすためにお酢を加熱する必要がないことを喜んでいます。また、夏によくつくる冷や汁に少量加えると、味にぐんと深みがでるそうです。

もうすでに10年近く、ストックを欠かさず使い続けていますが、夫と娘に改めておいしい酢の感想を聞いてみました。

夫は「そういえばある時から酢の物の味が、ツンとした感じがなくなってまろやかになったね」。娘は「えっ、そんなめずらしいお酢使ってたの?知らなかった~」と、料理をしない娘らしい答え。でもその後に「あっ、お母さんのつくるピクルス、いつもすごくおいしいよね」とフォローしてくれました。

昆布のうまみで減塩しながら料理をレベルアップできる塩/達人おすすめ!調味料 vol.9

2019.06.06

ピーマン嫌いの人こそ! 自然な甘味にノックダウンな逸品味噌/達人おすすめ!調味料 vol.8

2019.05.21

芳香な香りが食欲そそる!「蔵元かぼす醤油」/達人おすすめ!調味料 vol.7

2019.05.14
おいしい酢 900ml

ABOUTこの記事をかいた人

菅井かおる(食と暮らしを楽しむ!「美食手帖」主宰)

大学在学中より華道・池坊(師範免許取得)、茶道・裏千家を学ぶ。金融機関退社後ジャパンホームベーキングスクール、辻クッキングスクール、長沼静きもの学院等で学ぶ。数年前にプリザーブドフラワー&生花アレンジメントのディプロマを取得。「食を楽しむことが生活を楽しむことにつながる」がモットー。