気温が上がると食べたくなるのが、ひんやり冷たいデザート。中でも人気なのがフルーツゼリーです。さっぱりとした口あたりとみずみずしいフルーツのフレッシュ感がうれしいですよね。見た目が華やかなものも多く、ホームパーティや手土産にもぴったりです。そこで今回は、店頭で年間12万個以上を販売するという、老舗フルーツ店のフルーツゼリーをご紹介します。
フルーツまるごと一個使った贅沢なフルーツゼリー
創業1881年の果物の老舗、京橋千疋屋で人気のフルーツゼリーが「自家製くりぬきゼリー」。オレンジ、グレープフルーツの2種類がありますが、まず驚くのが、その見た目。フルーツゼリーというか、フルーツそのものです。

果実の上部を切り取って作ったフタを開けると、その中にはみずみずしいゼリーがたっぷり。千疋屋の目利きが厳選したグレープフルーツとオレンジを丸ごとくり抜き、それを器として使い、仕上げています。器になっているグレープフルーツとオレンジが見事なほど立派で、圧倒されてしまうほど。これは老舗のフルーツ専門店だからできることでしょう。

フタの部分に隠された、他のフルーツゼリーにはない工夫
そしてさらに工夫がされているのがフタの部分。あえて生の果実の部分が残されていて、食べる直前にギュッと絞ってゼリーにかけます。果実の新鮮な香りがふわっと広がり、果汁がゼリーのフレッシュ感をアップさせてくれます。まさにできたてのフルーツゼリーをいただいているような感覚になります。

ゼリーはやわらかめ。スプーンですくうと爽やかな果実の香りが鼻をくすぐります。そのまま口に含むと、ふるふるとした口当たりで、みずみずしい果汁と果実の甘味が口いっぱいに広がります。後味もすっきりとしていて、まるで本物の果実を食べているようです。また器の内側には少し果肉が残されているので、こそいでそのままで食べても、ゼリーと一緒に食べてもおいしいです。
さらに底の方には、果肉が2~3切れ入っていて、これがうれしいサプライズ。ふるふるとした食感の後に食べるシャキッとした食感の果実は、最後のアクセントとして満足感を上げてくれます。
しっかりとした甘みをたのしめるオレンジと、さわやかな苦味がさっぱりとした甘みを引き立てているグレープフルーツ。どちらも果実そのものをいただいているようなフレッシュ感と味わいをたのしむことができます。見た目のインパクトもあり、手土産やギフトにもぴったり。甘いスイーツが苦手な人でも、きっとよろこんでもらえますよ。
