
(スイーツ芸人)
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
手土産やプレゼントでスイーツを贈るとき、「なにこれ!」とか「こんなのあったの!?」と驚きとともに喜ばれると、ちょっと嬉しかったりしますよね。そんな「サプライズスイーツ」をご紹介するこの連載。第28回目は、ウミネコ商店の「あんバターサンド」をご紹介します。
独特の空気感があるお店「ウミネコ商店」
ここ数年、あんバターサンドを作るお店が増え、トレンドのジャンルとして注目を集めています。あんことバターをパンで挟むのが一般的ですが、こちらはスコーンでサンド! しかも、あんこの種類も豊富で、とってもユニークな作りに驚きました。
福島県いわき市にあるウミネコ商店さんは、2017年12月にオープンしたお店。世界各地から豆を集め、自家焙煎したこだわりの珈琲が人気です。
じゃあ、コーヒー屋さん?と思いきや、焼き立てのパンもあるし、プリンやチーズケーキも食べられるし、素敵なお皿や雑貨も売っている。さらに、バイクショップとしての顔も持つ、とってもおもしろいお店です。
ウミネコ商店さんのInstagramに投稿されている写真を見ていると、お店の空気感が伝わってきて、とってもあったかい気持ちになるので、ぜひ見てほしい! 看板猫の写真も、猫好きとしてたまらない(笑)。
スコーンとあんことバターと。
あんバターサンドに使っているスコーンは、コーヒーとも相性良く、スコーン単体だけでも販売している人気の焼き菓子です。ぷっくら膨らんだ厚みのある焼き上がりは、ハンドメイド感溢れるあたたかいシルエット。
見た目からも、焼き立ての美味しそうな香りが届いてきそうですが、お取り寄せをしてもこの香ばしさはしっかりと楽しめるのが嬉しい。
ほんのりのした甘みに、ザクザクっとしたこの力強い食感がたまらないのです。サクッ!よりも、ザクッ!とした感じ。このスコーンだけでもコーヒーといっしょに食べたら、相性良いのがよく分かります。
あんことバターを同時に頬張ったときの幸福感は、一度食べたら忘れられません。冷やした状態、常温に戻した状態、温めた状態、色んな楽しみ方もできます。ぼくはバターが少し溶けたくらいが好きなので、常温が一番好みでした。手に持ったときの心地良い重みも、また美味しさの調味料の一つ。
カラフルなあんこたちの正体は……?
あんこは全部で5種類、合計6個入り。どれも食材の持ち味を活かした素晴らしい仕上がりです。あんこのぽてっとしたやさしい舌触りは、バターと合わせた時のくたあたりもとってもいい。
定番であり、一番好きだった「つぶあん」。あんこの甘みとバターの塩気という、ひたすらに最高のコラボ。このフレーバーは、唯一二個入りなのも嬉しかった!一番最初に食べて、もう一個は最後に食べました(笑)
ピンク色は「とちおとめ」。白あんに苺と牛乳を組み合わせ、イチゴミルクのようなほっとする甘み。あんこが苦手な子どもでも、きっと好きになるフルーティーな甘さです。
緑色は「ずんだ」。福島県ならではの、ご当地バターサンド。ずんだのバターサンド初めて食べたけど、豆の舌触りもあって風味も強い。ずんだ好きなひとに即行で教えたい!
黄色は「安納芋」。種子島産の安納芋を使った、糖度の高いサツマイモ餡。これは、つぶあんの次に好きだったフレーバーで、バターのとの相性が抜群の甘み。ほんのりと焼き芋のような懐かしさもあり、レトロとモダンが混ざった美味しさです。
白色は「那須のミルク」。那須高原千本松牧場の牛乳を使ったミルク餡で、いちばんミルキーで、マイルドな甘み。バターといちばん仲良しで、スコーンがあたたかく抱擁するような、やさしいフレーバーです。
あんバターサンドは小分けの袋に入っているので、誰かとシェアしたい時にも渡しやすい。なによりシンプルにかわいいから、届いて箱を開けたときに、気持ちがぐっと高まります。
こんなステキなお菓子を作ってるウミネコ商店さん、いつか行ってみたい!と、お取り寄せしたひとならきっと思うはず。もちろん、ぼくもそのひとりです。
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