
日本全国のおいしいお取り寄せパンの中から、いまおすすめのパンをご紹介するこの連載。第13回目は神奈川県鎌倉市のカノムパンから、創業以来の人気ナンバー1「バナナパンevo.V_ホール」をお取り寄せしました。
バナナ、シナモン、小麦の力強い香りが食欲を生む
自宅に届いたのは【khanompang】と書かれた白いBOX。バナナパンの重みを感じる重量でした。ワクワクしながら開封すると、クールでかっこいいショップのパンフレットと一緒に商品が入っています。
早速パンの袋を開けると、バナナとシナモン、そして小麦の香りが食欲をそそります。バナナパンの原材料は、国産小麦、約20年間継いでいる自家製玄米酵母、ミネラルウオーター、バナナ、ココナッツ、メープルシロップ、シナモン、ゲランドの塩、モルトとなっています。
小麦は神奈川県産の原麦を石臼で挽くことで、力強い香りと甘味、もっちりしつつも歯切れの良い食感を生み出しているそうです。味わうのがさらに楽しみになりました。
もちもち食感と、バナナ・シナモンのバランスのよい味わい
カットすると、ココナッツ生地と、バナナ、ココナッツ、シナモン、メープルシロップで作った餡が、渦巻き状に入っています。
まずはそのまま頂きます。
パンのもっちりさがとても美味しいです! バナナの適度な甘さと、決してきつく感じないシナモンの適度なバランスが調度良いです。後にいろいろな食べ方をしましたが、そのまま食べると一番デザート感覚で楽しめました。重量感のあるパウンドケーキのようにも思いましたが、卵が使われていないので小麦の味がよりしっかり味わえ、パンとして美味しいのです。
温める方法を変えるだけで、様々な食べ方が楽しめる
次はトーストしていきます。パンフレットに書いてあった通りに、霧吹きで水を吹きかけて温めました。
唸るくらいの美味しさです。バナナの甘さがとても広がります。サクサクの食感と、より香り立つ小麦の味が美味しさを強めます。餡が一気に甘くなるので、この甘さに飽きそうなところですが、渦巻き状に入っているため、プレーンなパンの部分がすぐやってきて上手く調和してくれるのです。どんどん食べ進めてしまいました。
クリームチーズと好相性とのことでこちらも試したのですが、かなり味変しました! 甘さにチーズの塩気が抜群に美味しいです。次にバナナパンを購入するとき、これに合わせるために必ずクリームチーズを用意すると思います。それぐらい美味しかったです。
また蒸し器でも温めてみたのですが、生地やバナナ、餡がしっとりとして、水分を含んだもちもち感に変わり、こちらも違った味わいで美味しかったです。電子レンジを使っても同じように出来るとのこと。十数秒、ホワッと湯気が出てくる頃合いに温めるのがちょうどよいそうです。
パンが残ったときや時間が経って硬くなってしまったときは、フレンチトーストにすればよいそうです。今回は生憎パンが残らなかったのですが、想像するととても美味しそうです。次回は是非、試してみたいですね。
ヴィーガン・ベジタリアンの方も楽しめるパンがそろうお店
はじめはホールで注文するのは多いのでは、と思ったのです。バナナが入っているので他のパンより日持ちがしないという点も考え、ハーフにしようか迷いました(ちなみに今回通常配送でしたが、夏期は冷凍配送になります)。また、プレーンのパンではないので、頂き方も限られるかと考えてしまったのですが、全くそうではなかったです!
食べ方によって味わいが全然違うので、ホールで購入しても全く飽きることはなく、賞味期限内に食べきってしまいました。カノムパンの紹介している食べ方以外のトッピングもまだまだ試してみたいです。また、ハーフと一緒に他の魅力的なパンを注文されてみても楽しいですね。
カノムパンは、パンに使うドライフルーツ、ナッツ類、スパイス、ハーブなど、なるべくオーガニックのものが選ばれています。ヴィーガン・ベジタリアンの方も楽しめるパンを作られていて、個性的なラインナップが揃う、魅力的なお店です。
お店にはカフェ「テールベルト」が併設されており、パンはもちろんお野菜も美味しく、間違いなくおすすめできます。是非店舗やオンラインショップを通じて、カノムパンのファンになって頂きたいと思いました。






















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