かわいらしいフラワーモチーフで気分華やぐラングドシャ/スイーツのプロのおすすめの焼菓子vol.16

ルフル
磯崎舞
(スイーツプロデューサー)
乳業メーカーの広報などの仕事を経て、ライターとして雑誌やwebで記事執筆のほか、フォトグラファー、百貨店の催事を企画する“スイーツプロデューサー”として、スイーツの新たな魅力を引き出し広めている。スイーツの中でも日常に寄り添って小さな幸せを与える存在の焼き菓子に着目。焼き菓子好きのサークル、焼き菓子の輪をInstagramで展開。

長い冬が終わりを告げ、この頃は春の気配を感じることが多くなりました。一気に春のムードを盛り上げてくれそうなのは、フラワーモチーフのスイーツ。自分で楽しむのはもちろん、食べるのが勿体ない可愛さだから、手みやげやお祝いのギフトに選んでも喜ばれそうです。

美味しさだけではなく見た目やシェアしたくなる焼菓子をご紹介するこの連載。第16回目は京都洋菓子工房KINEELの「ルフル」を紹介します。

京菓子の発想から生まれた、花咲く「ルフル」

ひらひらと舞う花びらのような「ルフル」。その商品名は、フランス語で「花」を表す「フルール」に由来する造語。その可愛らしさに、一目見て心ときめいた方が多いのではないのでしょうか。

ルフル ピンク

京都洋菓子工房KINEELは、京都の人気和菓子店の京菓子處 鼓月が立ち上げた洋菓子ブランドで、長年培ってきた京菓子の知識や経験を取り入れた商品がそろいます。

抽象的な意匠を得意とする京菓子の魅力が「ルフル」においても発揮されていて、具体的に花の形そのものを表現するのではなく、花を想起させる抽象的な形に。

ただ可愛いだけではなく粋を感じられるのが、京都洋菓子工房KINEELならではです。

職人の手作りだからこそできた、極薄の花びらの形

一見ハート形のようにも見える花びらを模した生地は、ラングドシャ。まだ熱く柔らかい状態の焼き上がりに、職人が素早く成型。手作りだからこそできる形で、なおかつ極薄。さっくり軽やかな食感なのが特徴です。

ルフル グリーン

中に入っているクリームは、ふんわりと軽い食感と甘さで、ラングドシャと相性抜群。京菓子 處鼓月のロングセラー商品である「千寿せんべい」に使っているクリームと同じものを使っています。

定番の種類はバニラと抹茶の2種。バニラは優しい甘味のクリームにフリーズドライのイチゴをトッピング。抹茶は有機栽培の宇治抹茶を使い、抹茶本来の苦みや香りが本格的な味わいです。そのほか、季節限定の種類が販売されることもあります。

もらって嬉しいフラワーモチーフのパッケージ

パッケージのデザインは「ルフル」のコンセプトである花をイメージ。鮮やかなフラワーモチーフに心が弾み、渡した瞬間に相手の顔が笑顔になること間違いなし!

バニラのみが入った詰め合わせは、可愛らしい赤色のパッケージ。

ルフル ピンク パッケージ

抹茶のみが入った詰め合わせは、クローバーにも見えるグリーンのパッケージ。

ルフル グリーン パッケージ

バニラと抹茶の両方が入った詰め合わせは、全体に「ルフル」のモチーフが散りばめられたデザインのパッケージになっています。

ルフル セット パッケージ

新感覚の和洋折衷なお菓子に出会えるお店

京菓子處 鼓月の技や経験を活かして、より多くの方にお菓子を届けたいという思いから、洋菓子ブランドとして2015年に立ち上げられた京都洋菓子工房KINEEL。

京都洋菓子工房KINEEL

今回紹介した「ルフル」以外にも、和洋折衷なお菓子が魅力です。なかでも、職人が炊き上げた自家製の餡を入れたバターが香る「anフィナンシェ」などが人気です。

新しい視点で次々とお菓子を生み出す姿勢は、元を辿ると京菓子處 鼓月の創業時から。1945年に開業した当時、老舗ひしめく京都で経験も知識もない京菓子處 鼓月のアイデンティティーはチャレンジすることでした。

京都洋菓子工房KINEEL 店内

その精神は現在も息づいていて、常識を覆す発想で様々なお菓子を開発してきました。京都洋菓子工房KINEELへ訪れると、新しい美味しさや驚きに出会えます。

就職や入学など、新生活が始まる春はプレゼントを贈る機会が多々あります。「おめでとう」の気持ち込めてフラワーモチーフのお菓子を贈ってみてはいかがでしょうか。

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ルフル

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磯崎 舞(スイーツプロデューサー)

乳業メーカーの広報などの仕事を経て、ライターとして雑誌やwebで記事執筆のほか、フォトグラファー、百貨店の催事を企画する“スイーツプロデューサー”として、スイーツの新たな魅力を引き出し広めている。スイーツの中でも日常に寄り添って小さな幸せを与える存在の焼き菓子に着目。焼き菓子好きのサークル、焼き菓子の輪をInstagramで展開。