
(スイーツプロデューサー)
シンプルだけど何度も食べたくなるクッキーは、誰もが笑顔になってしまうお菓子。世代や性別問わず手土産や贈り物として人気ですが、流行も取り入れるならば注目してほしいのが缶入りクッキー。
蓋を開けると、大きさも形もさまざまなお菓子に心ときめき、どれから食べようか眺めているだけでも幸せな気持ちに。そして、食べ終わった後も小物入れとして側に置いておきたくなる缶の可愛さも魅力です。
美味しさだけではなく見た目やシェアしたくなる焼菓子をご紹介するこの連載。第15回目はおかしの家の「メルヘンクッキー缶」を紹介します。
貰って嬉しい、可愛い「星の王子さま」デザインの缶
缶のデザインは、世界中で愛され続けている名作「星の王子さま」の世界観を表現。幸せを運ぶ鳥と王子様が描かれています。貰った瞬間から嬉しくなりますし、ディスプレイして飾っておきたくなるような可愛さです!

缶のサイズは直径10cm×高さ3.5cmで、片手にすっぽり収まるくらいのサイズ感。持ち運びに邪魔にならず、渡された相手も負担にならない大きさです。
動物のクッキーやカラフルなゼリーにキュンとするメルヘンチックな中身
蓋を開けた途端、愛くるしい表情の動物たちがキュートにお迎えしてくれます。ウサギとヒツジは必ず入っていて、ゾウ、トリ、ハリネズミ、リス、クマなどがランダムで入っています。

食べ進めると中からもいろんな動物が出てくるので、どんな動物に出会えるかも楽しみの一つです。

動物のほかに、ハート形や絞り出しクッキー、季節によって花や星の形のクッキーなども入っています。

宝石のような彩りを添えるのは、天然果汁入りゼリー。オレンジ、ストロベリー、青りんご、レモンの4種類の中から数種類が入っています。

「美味しさだけでなく、驚きや感動などたくさんの幸せを詰め込みたい」という思いがギュッと詰まった「メルヘンクッキー缶」。その可愛さに贈られた相手は思わず笑顔になってしまうでしょう。
可愛いだけではない、こだわりの食感と味わい
クッキーはさっくりと軽快な食感が特徴。湿度を含んでサクサクな食感が失われないよう、焼成後荒熱がとれたら1時間以内に缶や袋に詰めて密封するように心がけています。食べると素朴な甘味が優しく伝わってきて、ほっこりと心がほどける味わいです。

動物の顔部分の作成は特に慎重になる作業。バランスが悪くならないよう、一枚一枚丁寧に作られています。
夢がいっぱい詰まった洋菓子店「おかしの家」
店名の通り、お菓子の家が看板商品の一つである洋菓子店「おかしの家」。お菓子の家というと、子供の頃に誰もが一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。

オーナーの空閑さんが修業時代にドイツ人からお菓子の家を教わって感銘を受け、1982(昭和57)年、神奈川県相模原市に独立開業を果たした際に店名に命名。最初はお菓子の家をディスプレイとして店内に飾っていたところ、お客様から「販売してほしい」という要望を受けて販売するように。
しばらくすると「お菓子の家のクッキーの部分がとても美味しいから、クッキーだけ販売してほしい」という声が増え、そのパーツをアレンジして缶に詰めて販売し始めました。その一つが今回ご紹介した「メルヘンクッキー缶」です。
季節やイベントごとにさまざまなクッキー缶が登場し、ホワイトデー限定缶や春らしい桜のクッキー缶などが今後登場する予定です。
来たる3月と4月は、ホワイトデーをはじめ、出会いや別れの時期で贈り物をする機会が増えます。見て心ときめき、食べて幸せなクッキー缶を贈ったら喜ばれること間違いなしです!