
チーズライター・パン教室「ラ・ナチュール」主宰
リーフパイで有名な洋菓子の老舗、銀座ウエストさん。食べたことがある方も多いのではないでしょうか? 今回は、そんな銀座ウエストさんの隠れた名品、「チーズバトン」をご紹介します。
噛みしめるほどに口に広がるチーズの旨みとコク
ちょっとレトロで無駄の無い包み。「真摯」を社是する銀座ウエストさんらしさが表現されているような包装を開くと、現れるのは、お行儀良く並んだチーズバトンたち。
1本のサイズは、1.5×1.8cm。6列に並んだバトンが3段、計18本が入っています。
小袋を開けるとふわっと広がるのが、香ばしく焼かれたチーズの香り! 割ってみると、粒状チーズ入りのパイ生地の上に、さらにチーズのトッピングが乗った構成です。
ひと口食べると、まずはチーズの旨みと塩味の印象。甘味は殆どありません。細かな粒状チーズはカリリと焼かれて香ばしく、心地よい歯応え。噛みしめるほどにチーズの旨みやコク、バターの味と香りがじんわりと広がっていきます。
後味の良さは、材料の質の良さを感じさせ、シンプルでどこか懐かしさのある味わいです。
「人工香料・色素等を極力使わず素材本来の風味を活かす」お菓子を作り続けている銀座ウエストさんらしく、材料は、オランダ産エダムチーズ、バター、小麦粉、砂糖、卵の5種類のみ。究極に材料がシンプルです。なるほど、食後感の良さにも納得です。
その軽さに罪悪感が消える、危険な美味しさ
甘さは殆ど無いので、スイーツというよりはチーズのおつまみとしてお酒にもぴったり! 赤ワインはもちろん、ホロっとした口どけの良さは、シャンパーニュ等のスパークリングワインにも馴染みが良く好相性。黒胡椒をふれば、気の利いたビールのおつまみとしても抜群です!
もちろん、紅茶にも良く合いますし、お子様なら牛乳と一緒にいただいても良さそう。老若男女問わず皆を笑顔にしてくれます。
またスープに添えたり、砕いてトッピングにしたり、サワークリームやクリームチーズを塗ってハーブを散らしたり……と、ひと手間かけてアレンジするのもお薦めです。
軽くて罪悪感が無く、何本でも食べられちゃいそうな美味しさが危険ですが、自宅に常備しておくととても便利。また、ちょっとしたお礼等にも、丁度良い気軽さで良いですよ! ぜひ一度試してみて下さい。






















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