老舗煎餅屋が作った玄米のビスコッティ?!

リゾコッティ 10個 中央軒煎餅
スイーツなかのさん
(スイーツ芸人)
特注オーダーしたBigなパンケーキ帽がトレードマークの唯一無二のスイーツ芸人。和菓子・洋菓子ともに老舗の名店からコンビニまで多ジャンルのスイーツを、今まで5000種類以上を食べ歩いた。日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ会員でもあり、その確かな知識でテレビ、ラジオ、雑誌など多数メディアに出演。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。

よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。

今回ご紹介するのは、90年以上続く老舗お煎餅屋、中央軒煎餅さんが手がけた玄米で作るビスコッティです。

その名も「リゾコッティ」。ネーミングがおしゃれですよね。ぼくが初めて食べたのは、中央軒煎餅さんが催事出店している時。よかったら食べてみて、と言われて食べたリゾコッティは、お煎餅でもない、洋菓子でもない、やさしい味わいが印象的でした。

もち玄米をベースに、アーモンドをたっぷりと使い焼き上げたこだわりの生地。上から見るとビスコッティに似てますが、横から見ると薄め。カジュアルに食べられるのですが、食べてみるとザクザクっとした力強い食感に驚きますよ。

玄米とナッツの持つ香ばしさに、バターのコクのある風味がのっかり、とっても香り高い! 甘さはひかえめに、塩っ気と甘さのバランスも良く、コーヒーや紅茶とのペアリングに向いてます。中央軒煎餅さんからのおすすめは、深煎りのコーヒーとの相性が凄く良いのだとか。あと、ぼくはお酒が飲めないけれど、お酒のお供で食べるのもちょうどいい塩っ気と食感です。

食べ終わったとき、口の中でほんのりとやさしい甘さの余韻が残るのは、日本人の舌に馴染みがあるお米の要素が大きいのかなと感じました。

「お米」と向き合ってきたお店だからこその新しい発想で作られた新しいお菓子。イタリア伝統菓子“ビスコッティ”に、和のテイストを掛け合わせた挑戦は、8ヶ月に及ぶ試行錯誤があったそう。

素材の選定や、生地の乾燥、水分の飛ばし具合、そして焼き加減など、ひとつひとつの工程に愛を注いで作られました。隠し味にピーナッツを加えるなど、食感の中で堪能できる芳醇な香りには、強くこだわっていることがよく分かります。

そして、リゾコッティのパッケージデザインもめっちゃおしゃれ。プレゼントされたら、まさかお煎餅だとは思わないですよね。フォントのロゴも可愛いし、お花が描かれるなどシックなデザインの中に華やかさを感じます。

ぼくがよく聞かれる質問で「甘いものがそこまで得意じゃない人へプレゼントしたい!」と言われるのですが、そんな時にはまさにコレでしょ! ぼくもそういう人には使わせてもらっています。ぜひ、幅広いシーンで使ってみてね。

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ABOUTこの記事をかいた人

スイーツなかのさん

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数テレビ番組に出演。 西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動している。