
チーズライター・パン教室「ラ・ナチュール」主宰
予約の取れない東京広尾の名店、「長谷川稔」の長谷川稔シェフがチーズケーキ専門店をプロデュースするらしい、という噂を聞いたのが1年ほど前。クラウドファンディングによってその資金を募ると、なんと8,000万円以上も集まったという衝撃を持ってスタートしたのが、今回ご紹介する「Cheesecake HOLIC」です。
一度食べたらやみつきになる。そんな「中毒性」を持った最高品質のチーズケーキをご紹介します。
チーズマニアも卒倒!? ゴージャスなチーズ使いに驚き
Cheesecake HOLICさんのチーズケーキには、カマンベール、ブルーチーズ、そしてクリームチーズの3種類の定番があります。
カマンベールは、本場フランス ノルマンディー地方産の本物「カマンベール・ド・ノルマンディー」を使い、ブルーチーズはフランス最高峰の熟成士、エルベ・モンス氏によって熟成されたロックフォール、という、チーズマニアが聞いたら倒れそうなゴージャスすぎるチーズ使い。こんなに上質なチーズをケーキにしてしまうなんて、なかなかありません。
そして今回ご紹介するのは、最もベーシックなクリームチーズのチーズケーキ。

こちらのチーズも質の高さはお墨付き。北海道、月のチーズさんが作る希少なフレッシュクリームチーズを中心に、フランス産チーズが数種類、絶妙なバランスで配合されています。
パッケージは、真っ白な貼り箱に金の箔押しロゴ。添えられた冊子も美しい。高級感もあって洗練されたデザインは、プレゼントにもぴったりです。

箱を開けると現れるのは、半分にカットされたクリームチーズケーキ。しっとりと重さがあって柔らかいケーキなので、こうしてカットしてあるのは扱いやすくて助かります。

「中毒性」に納得! 止まらなくなる美味しさ
柔らかいケーキをそっとカットしてひとくち食べると、ふわりとした優しい口当たり。まるでムースのよう。柔らかな柑橘の酸味をチーズのコクが包み込み、酸味・甘味・コク・旨みのバランスがぴちっと合っていて絶妙です。
酸味にふくよかさやボリューム感がありつつもまろみがあるのは、風味付けに使っているのが一般的なレモンではなく、高知産の小夏、はるか、ライムという質の良い柑橘をブレンドしているからでしょうか。香りにも複雑さがあって心地良いのです。
口どけも抜群で、チーズのコクを舌の上で堪能しているうちに、すう~っと消えて無くなります。そして無くなると、次のひと口が食べたくなり、どんどん食べ進んでしまいます……
コレ、危険なヤツです!止まりません! 「中毒性がある」と言っていたのはこういうことか!と納得です。
飲み物を合わせるなら、私なら温かい紅茶と。紅茶の熱で乳脂肪がとけていく感じが心地よく、渋みが乳脂肪を切ってくれるので、さっぱりとまた食べ進められます。

途中で味変したくなった時は、まろやかさのある塩をパラリと振るのがおすすめ。びっくりするほど違和感なく良く馴染んで、旨みが引き出されてきます。是非お試しください。

手間と時間をかけにかけて、ようやく完成した逸品
とにかく原材料にこだわり抜いた、こちらのチーズケーキ。レシピが完成するまで、世界中から何百というチーズや柑橘等の材料を取り寄せ、試食を繰り返し、良いものだけを選び、更にその中から、これだ!というものを見つけていったそう。
そしてチーズの生産者さん、柑橘の栽培農家さんの元を実際に訪ね、作り手の想いを知り、土地を知った上で納得したものだけを使っているからこそ出来上がった逸品です。
これほどまでに時間と手間とをかけた素材選びって、並大抵の情熱では成し遂げられないですよね。
これほど時間と手間と原価をかけているスペシャルなチーズケーキなので、当然ながらお値段もスペシャル! なかなか普段使いはできませんが、特別な日のお土産や、味を分かってくれる方へのプレゼントにもおすすめです。季節ものの限定フレーバーもありますので、四季折々で購入してみるのも良さそうです。
全国各地でポップアップストアも出店されており、2/14まで池袋駅南口改札前と広島三越、2/15まで新宿南口改札内に出店中とのこと。今後も各地で出店されるそうなので、詳しくはホームページを確認してみてくださいね。