簡単&美味しい!おすすめチーズ料理レシピ5選/チーズの基本 vol.6

フリッコ

チーズは魔法の食材!そんな風に私は思っているのですが、実際、チーズを使うとあらゆるお料理が美味しくなるし、加熱してとろ~り溶けたチーズは、食欲を激しく刺激します。そのまま食べて良し、料理に使っても良し。しかも栄養豊富で体に良くて保存も効く。そして、食べた人みんなを笑顔にする…。 そんな食材はなかなか無いと思うのです。

今回はそんなチーズをもっと楽しんでいただける、「これぞ王道!」というチーズ料理レシピをご紹介します。

チーズ料理と言えばまずはこれ!みんなで食べたい「チーズフォンデュ」

チーズフォンデュ

チーズ料理と言えば、まず思い浮かべるのがチーズフォンデュ! 山のハードタイプチーズを溶かしてパンや野菜とからめる、スイスを中心としたアルプス山脈一帯の郷土料理です。

広大なアルプス山脈は、スイス、イタリア、フランス、オーストリアにまたがるため、各地方ごとに使うチーズやレシピが違ったりしますが、今回は私がよく作っている作りやすいレシピをご紹介します。

<材料:2人分>
・ナチュラルチーズ 300g~
※グリュイエール、エメンタール、コンテ等のハードタイプがおすすめ。シュレッドチーズ(ナチュラルチーズを細かく切ったもの)を使っても。
・白ワイン 100cc
・にんにく 1片
・コーンスターチ 小さじ2
・ナツメグ 少々
・バゲット(ひと口大にカット) 適宜
・茹で野菜やウインナー等、好みの具材

<作り方>
1. にんにくを半分にカットし、切り口を鍋肌にこすり付けて香りを移す。使ったにんにくはそのまま鍋に入れてしまう。
※鍋はフォンデュ用のものがあれば理想的。
2. 白ワインを鍋に注ぎ入れて火にかけ、沸騰させてアルコールを飛ばす。
3. 白ワインを火にかけている間に、チーズが溶けやすいように細かくカットし、コーンスターチをまぶしておく。
4. 鍋にチーズを加え、時々混ぜながらチーズを溶かす。
5. チーズが溶けたらナツメグを加え、卓上コンロでごくごく弱火で温めつつ、バゲットや具材をフォークで刺してチーズをからめていただきます!

とろ~~り感で人気急上昇♪フライパンで楽しむ「ラクレット」

ラクレット

チーズ名でもあり、料理名でもある“ラクレット”。大きなラクレットチーズを半分にカットし、その切り口を暖炉の炎にかざしてとろけたところをざ~っとナイフで削り取っていただく、豪快なアルプスの料理です。そのとろ~~りとした様子に食欲を刺激され、近年、ぐんぐん人気が高まっていますね。ラクレットが食べられるお店もかなり増えてきました。

そんなラクレット、お店の様に豪快には作れなくても、ご家庭でも手軽に楽しめます。卓上ラクレットオーブンが市販されているのでそれを使うのも便利ですが、キャンドルタイプも電熱式も火力が弱いものが多く、腹ペコ時には待てない事も…… そんな時に活躍するのが、ご家庭にあるテフロンのフライパン! ぜひ試してみて下さい。

<材料>
・ラクレットチーズ 150~200g/1人当たり
※専門店で塊を買うのも良いですが、スライスされたラクレットが販売されているので、それを使うのが便利です。また、シュレッドチーズ等で代用する事もできます。
・茹でたじゃがいも 適宜
・お好みで茹で野菜やパン、ウインナー等

<作り方>
1. テフロンのフライパンを弱めの中火にかけ、チーズを入れる。
2. チーズがぐつぐつととろけてきたら、皿に盛った具材にざ~っとかけていただきます。お好みで胡椒をふったり、ピクルスを添えます。

切って焼くだけのお手軽料理「チーズステーキ」

チーズステーキ

外はカリッ!中はとろ~っとしていて、いくらでも食べられそうなのが「チーズステーキ」。その美味しさにビールがすすむ、キケンな一品です。

作り方は、極々シンプル。1~1.5cmの厚めの輪切りにしたチーズを、油をひいていないテフロンのフライパンで両面こんがり焼くだけ。お好みで黒胡椒をふっても。

夏のバーベキューやキャンプで作っても盛り上がりますよ。カチョカヴァッロ(カチョカバロとも)やプロヴォローネ等、熟成した“パスタフィラータ”タイプのチーズで、ぜひお試しください。

カリッと焼けたチーズとじゃがいもの味わいがたまらない「フリッコ」

フリッコ

北イタリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の郷土料理、フリッコ(Frico。フリコとも)。千切りにしたじゃがいもと地元のチーズを混ぜて焼く、お好み焼きの様な一品。カリッとしたチーズの香ばしさと味わいがたまりません。

地元のハードタイプチーズ、“モンターズィオ“を使うのが定番ですが、日本では手に入りにくいので、他のハードタイプチーズやシュレッドタイプのチーズで代用しても作れます。

<材料:2人分>
・モンターズィオチーズ 70g
※グリュイエールやエメンタールチーズ等でも代用できます。
・じゃがいも 70g
・玉ねぎ(スライス) 1/4個
・オリーブオイル 小さじ1
・塩・黒胡椒 少々

<作り方>
1. チーズと皮を剥いたじゃがいもを、チーズおろしで細長くおろす(シュレッドチーズの様な形に)。おろし金がなければ、包丁で千切りしても構いません。
2. フライパン(テフロンがおすすめ)を火にかけてオリーブオイルをひき、玉ねぎと塩ひとつまみを入れ、玉ねぎがしんなりするまでソテーする。
3. チーズとじゃがいもを加え、全体を混ぜて平らにし、中火で焼く。
4. 下の面がこんがりしたら、お皿をかぶせてひっくり返して取り出す。そのままフライパンに滑らせて戻し、さらにもう片面もこんがり色付くまで焼く。
5. 皿に盛って黒胡椒を挽きかけ、塩をぱらりとふって出来上がり!

実はとってもボリューミー♪ランチにもおすすめ「グリークサラダ」

グリークサラダ

欧米ではごく一般的な「グリークサラダ」。ギリシャ風サラダの事で、主役はなんといってもフェタチーズ!あとはトマト、キュウリ、オリーブ、そして仕上げのオレガノのひとふりがポイントです。

サラダとはいえ、チーズのタンパク質が入るのでとってもボリューミー。これだけでランチにしても十分です。フェタチーズが無い場合はリコッタやモッツァレラ等をのせて、フレッシュチーズのサラダにしても良いですよ。

<材料:2人分>
・フェタチーズ 100g
・トマト 1個
・きゅうり 1/2本
・オリーブ 6~8個
・好みのサラダ野菜 適宜
※ベビーリーフ、サニーレタス等
・オレガノ(ドライ) 少々
・塩・胡椒・オリーブオイル、レモン汁または好みのドレッシング

<作り方>
1. トマト、きゅうりは食べやすい大きさにカットし、サラダ野菜は適当にちぎって水に放し、パリッとさせてから水を切っておく。
2. 1の野菜とオリーブを器に盛り、フェタチーズをのせる(大きいままドンとのせる。または一口サイズにカット)。
3. オレガノをふり、塩・胡椒・オリーブオイル、レモン汁(またはドレッシング)をかける。フェタチーズを崩しながら全体を良く混ぜていただきます。

5種類のチーズレシピをご紹介しましたが、ご自宅で楽しむならアレンジは自由自在!サラダにスープにパスタにグラタンに…… 何にでもたっぷりチーズを使って、美味しく心豊かな食卓を楽しんでくださいね。

小笠原由貴さん
チーズライター・パン教室「ラ・ナチュール」主宰
旅行会社勤務を経て渡米。料理修行を通し、地産地消、オーガニック、素材を活かした料理を知る。帰国後、レストランやチーズ専門店で働いた後、パン教室をオープン。質の良い食材を求めて、お取り寄せするのはもちろん、国内外の生産者を実際に訪ねている。また、チーズセミナーの講師を務めたり、記事執筆を行う。スウェーデンMATEUS社の食器を販売する“La Table”も運営。

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フリッコ

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小笠原由貴さん(チーズライター・パン教室「ラ・ナチュール」主宰)

旅行会社勤務を経て渡米。料理修行を通し、地産地消、オーガニック、素材を活かした料理を知る。帰国後、レストランやチーズ専門店で働いた後、パン教室をオープン。Simple & Natural をモットーとするレシピに質の良い食材は欠かせず、美味しいものを求めて、お取り寄せするのはもちろん、国内外の生産者を実際に訪ねている。また、チーズセミナーの講師を務めたり、チーズについての記事を執筆。スウェーデンMATEUS社の食器を販売する“La Table”も運営。