家族や親戚が大勢集まる時に、ホールサイズでボリュームたっぷり、皆でワイワイ楽しく食べられるお菓子があると嬉しいですね。
そんな場面にぜひお勧めしたいのがこちら。15cm×15cm×7cmというサイズで、食べ応えしっかりの大きなキャロットケーキ!
これを作っているのは、横浜・元町のショッピングモールから山手へ向かう坂道にある青い屋根のパン屋さん「ブラフベーカリー」。いつ伺ってもお客様が大勢いらっしゃる、地元の人気店です。
オーナーの栄徳剛シェフは、ハード系から菓子パンまで幅広く得意とされています。お店のラインナップには、ベーグルやブラウニー、バナナブレッドやジンジャーブレッドといった、アメリカのベーカリーで人気のアイテムも豊富に揃います。今、このようなアメリカンスタイルのベイクドスイーツは、スイーツ業界のトレンドの中でも、注目度急上昇中なのです。
その中でも、私が一番好きなこちらのスペシャリテと言えば、何といっても「キャロットケーキ」です。
ブラフベーカリーのキャロットケーキは、たっぷりの人参をべースに、オリーブオイルを加えてしっとり焼き上げたヘルシーな生地。ほんのりシナモンが効いているのもポイントです。これにクリームチーズのフロスティンを分厚く塗り、アクセントによくローストされた胡桃をゴロゴロとトッピング。生地の中にも胡桃の食感がアクセントとなっています。にんじんの自然な甘さとスパイシーさ、胡桃の香ばしさなどを、まったりとコクのあるチーズのフロスティンが一つにまとめ上げてくれます。お店でも一番人気の品というのも頷ける味で、お腹は大満足でも、もうあと一切れ食べたい!と思わずにいられないほどです。
私も、あちこちのキャロットケーキをいただいているのですが、こちらのものは、実にもっちりとした食感でボリューム感たっぷり。一体どんな配合なのかと栄徳シェフに伺ってみたところ、粉はアメリカで一般的な「オールパーパス粉」という薄力粉と強力粉を混ぜたものに一番近い、国産の準強力粉を使っているそう。粉に対するブーランジェならではのこだわりで、グルテンの生成バランスや風味の引き出し方などを見事にコントロールしていらっしゃるのはさすがです。
冷凍で届くので、そのまま冷凍庫で2週間保存もでき、好きな時に解凍していただくことができます。帰省や相手宅の訪問に合わせて早めに送っておき、皆が揃ったところで一緒にいただくというのも、手荷物を増やすことなく手土産をスマートに渡すことができる、賢いやり方ですね。サイズが大きいので、時間をかけてしっかり解凍してからいただくのがお勧めです。
ホームパーティーなど、大勢の人が集まる時にあると嬉しい、素朴でいてさりげなくお洒落なスイーツですよ。