夏ギフトに!果汁たっぷりとろける食感、和菓子店が作る隠れた名品ゼリー

季節の和風ぜりー
平岩理緒さん
スイーツジャーナリスト
スイーツ情報WEB「幸せのケーキ共和国」主宰。スイーツジャーナリストとして全国銘菓に精通し、TV・雑誌等各メディアで発信。「All About」スイーツガイドも務める。イベント企画や司会、企業や自治体のスイーツ開発など幅広く活動。セミナーや製菓系学校での講師も務める。TVチャンピオン「デパ地下グルメ選手権」優勝。著書に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)、『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』(KADOKAWA)等。『厳選スイーツ手帳』・『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)を監修。

暑い日々が続きます。夏のおやつに、また帰省土産にも人気の品と言えば、果物をたっぷりと使ったゼリー!

こちらの「季節の和風ぜりー」を作っている浜松の「巌邑堂」は、明治4年創業の老舗和菓子店。地元・浜松市の三ケ日は、全国でも有数のみかんの生産地として知られます。

そこで採れる「青島みかん」をふんだんに使用したとろけるような濃厚な食感は、これまでの和菓子店の寒天菓子のイメージを凌駕するもので、私も初めていただいた時は驚かされました。

その濃厚さの秘密の一つは、みかん果汁などの原材料を数種類ブレンドして使っていること。まずは、三ケ日農協さんの直売所等で市販されている100%みかん果汁のジュース。加えて、「三ケ日農協」で濃縮加工された、一般には販売されていない特別な果汁も使用。さらに、みかんを皮ごと絞り特殊加工したピューレ状のものも加えているそう。

これは、三ケ日農協と地元の食品会社が協力して特別に開発した原材料で、「巌邑堂」さんでも、そんな地元産品を盛り上げる企画に賛同して作られたのが、こちらの「青島三ケ日みかんぜりー」なのだそう。三ケ日観光協会認定品となっているというのも大いに納得の、地元の恵みを存分に活かした、隠れた名品です!

お店では他に、青梅ぜりー、夏みかんぜりーも作っていらっしゃるのですが、今期分は完売したそうで、現在、お取り寄せできるのは「青島三ケ日みかんぜりー」のみ。

全て、和菓子店らしくゼラチンではなく寒天を使ったものですが、実は、3種それぞれ違う固まり方をする寒天を使用しているというのもこだわりの一つ。「夏みかんぜりー」にはコリコリした感じの寒天を使用することでさっぱりとした味わいを活かし、「青島三ケ日みかんぜりー」には滑らかな食感の寒天を使用し、梅はその中間だそう。その中でもはやり一番印象的だったのは、とろりと濃厚で甘さと酸味のバランスの取れた「青島三ケ日みかんぜりー」の食感でした。

3個入・6個入・9個入があって用途に合わせて選ぶことができ、ころんと丸っこいガラス瓶に入った見た目も可愛らしく、ギフトにも喜ばれます。

私が幼い頃、母は実家への帰省の際、移動の時に重たい荷物を抱えていかないですむよう、あらかじめお菓子を送っておき、向こうで親戚達と皆で一緒に食べるというのが恒例でした。特に、ゼリーのように重たい物は、帰省土産にするにも、事前に送っておくとスマートですね。手作りで、日保ちさせるためのものなどが何も入っていないので、賞味期限は1週間と短めですが、常温保存可能で食べたい分だけ冷やせばよいので、冷蔵庫の場所を取らないのもお勧めです。

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平岩理緒(スイーツジャーナリスト)

スイーツ情報WEB「幸せのケーキ共和国」主宰。スイーツジャーナリストとして全国銘菓に精通し、TV・雑誌等各メディアで発信。「All About」スイーツガイドも務める。イベント企画や司会、企業や自治体のスイーツ開発など幅広く活動。セミナーや製菓系学校での講師も務める。TVチャンピオン「デパ地下グルメ選手権」優勝。著書に『東京最高のパティスリー』(ぴあ)、『まんぷく東京 レアもの絶品スイーツ』(KADOKAWA)等。『厳選スイーツ手帳』・『厳選ショコラ手帖』(世界文化社)を監修。