
北村貴さん
(フードマーケッター・フードソムリエ主宰)
2018年の夏、私の住む帯広市で、オーガニックイベントが開催されたときのこと。いつものなじみのお店で野菜を買い、スパイスを買って、紅茶を買って……さあ帰ろうか?と思ったところでふとLienのハーブが目に入り、私はもうそこから動けなくなってしまいました。
「なんてスゴイ力のあるハーブなんだろう、こんな本物、初めてみた!」と直感的に思い、身体の底から震えるような感覚になり、前のめりで店主の石田佳奈子さんにいろいろな質問をしたことを覚えています。
石田さんは、北海道旭川とフランスの両方にハーブの畑を持ち、それぞれの土地に自生するハーブも併せてティーやオイル、ハーブウォーターなどを作ります。
大学を卒業した後、ワーキングホリデーで訪れたオーストラリア。そこで出会ったハーブの力に魅せられて、本場フランスにわたり12年。現地の農家で修業をしながら、フランスの農業大学校で1年間ハーブを学び、自身も農家としてフランスで開業した経験を持ちます。
彼女のハーブは一言で言えば力強くエレガントで美しい。言うならば気品があって、凛とした貴婦人のようです。そのパワーは写真を通しても伝わるようで、私がSNSにアップしたドライハーブの写真を見て、日本のトップシェフやお茶の専門家からすぐに問い合わせが来ました、「是非とも紹介してほしい」と……。
これだからフードハントは楽しくてやめられません。私が良いと思ったものにすぐに反応してくれる人がいる、その勢いや反応している人のレベルをみれば、この商品がどれだけ価値の高い品であるかがわかります。
さて、1つみなさんに質問したいのですが、あなたはハーブティを本当においしいと思って飲んでいますか?
私はこれまで、「なんとなく美味しいけれどこんなものよね?」とハーブティを飲んでいました。生のハーブティは清涼感があって、香りも良く、いつも美味しいと思うのですが、ドライのハーブティは、「こんなものよね」といつもそう思って自分を納得させていました。でも、Lienのハーブティに出会って、その概念が覆されました。
オーナーの石田さんはこう言います「ハーブティは美しさとおいしさと効能が比例している」と。そう、Lienのハーブティは美しくておいしいのです…… そして私には効果がてきめん。
今回ご紹介するのは、「せき」ブレンド。乾燥が辛いとき、喉がいがらっぽかったり、風邪かな?と思ったときなど、是非ともこのハーブティをじっくり煮だして飲んでみてほしいのです。喉から食道にかけてすっきりとした感覚を味わうことができます。そのほかにも「デトックス」「おやすみ」もおすすめですよ。
あなたが今までに体験したことのないような美しくておいしいハーブティで体にアプローチしてみませんか?






















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