
(スイーツ芸人)
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
手土産やプレゼントでスイーツを贈るとき、「なにこれ!」とか「こんなのあったの!?」と驚きとともに喜ばれると、ちょっと嬉しかったりしますよね。「サプライズスイーツ」をご紹介するこの連載。第36回目は、米粉のバターサンドをご紹介します。
老舗和菓子屋が新ブランド名に込めた思い
明治20年、大阪で創業した髙山堂。現在は西宮市に本店をかまえ、関西を中心に、長く愛されている老舗和菓子屋さんです。ぼくも関西に行くときは、髙山堂さんのきんつばをお土産に買っているくらい、とっても和菓子が美味しい!
そんな髙山堂さんから、昨年、新たなブランド「TAKAYAMADO AMATSUGI」が誕生しました。漢字で書くと「髙山堂 甘継」。
名前の由来は「いつの時代も甘いお菓子を作り、甘いもので幸せを継いできた。」という、髙山堂さんの信念から。「AMATSUGI」には、“甘い”と“継ぐ”を合わせた意味が込められているのです。
令和になり、新たに幸せを継ぐお菓子は、和菓子屋さんがつくるバターサンドです。

サブレ生地は和菓子屋さんならではの味わい
「米粉のバターサンド」という名前にもある通り、サブレ生地には米粉を使っています。他にも玄米粉や道明寺を合わせた、和菓子屋さんならではのつくり。

ザクザクっと力強く、ほろり崩れる繊細な食感を兼ね備えたサブレ生地。きび砂糖で仕上げた、どこか懐かしい素朴な甘みは、ほっとするような味わいです。
今回は、6種類の詰め合わせをセレクトしてみました。

6種類の個性的なフレーバーの食べ比べが楽しい!
ラムレーズン
ラム酒漬けしたレーズンと、バタークリームを合わせています。

定番であり、間違いないフレーバー。クリームのなめらかなくちあたりは、香ばしい生地とも相性ばっちり!

無花果
カットしたセミドライの無花果と、バタークリームを合わせています。

無花果がごろっとはいっているので、プチプチ感もしっかり。ワインが好きな人は、いっしょに食べたらペアリング良さそう!

抹茶カシス
抹茶のバタークリームに、酸味のあるカシスを合わせています。

抹茶の渋みがきてから、カシスの甘酸っぱさが追いかけてくるつくり。濃厚だけど、重すぎないよう仕上げた絶妙なバランス!

大納言バター
北海道産小豆をやわらかく炊き上げた粒あんに、バタークリームを合わせています。

なめらかなクリームのなかで小豆の舌触りが心地良く、とってもやさしい甘み。まさに、新しい和菓子といった味わい!

きな粉黒豆
黒寿きなこをバタークリームに練り込み、甘露煮した丹波種黒豆を合わせています。

クリームの舌触りからもきな粉の香ばしさをしっかりと堪能。個人的に一番好きなフレーバーで、サブレ生地との調和も素晴らしい!

ほうじ茶マロン
ほうじ茶のバタークリームに、やわらかく甘露煮した栗を刻み合わせています。

ほうじ茶の風味に包まれ、栗のほっくりさもあり、ひたすら優雅な味わい。お茶といっしょに食べたいバターサンド!

定番から個性的まで幅広いフレーバーが揃っていて、食べ比べするとまたおもしろいですよ!
そして、食べ方もいろいろあって、解凍後、冷蔵庫から取り出して、ひんやり食べても美味しい!
ぼくのおすすめは、冷蔵庫から出して少し室温に置いたあと、ほんのちょっとだけクリームが柔らかくなってから食べるのが好き。より旨味が伝わり、香りが引き立つ印象です。
ただ、クリームが柔らかくなりすぎると、食べにくくなってしまうので、お好みの食べごろで楽しんでくださいね。

おしゃれなパッケージは贈り物にぴったり
「米粉のバターサンド」は、美味しさはもちろんのこと、パッケージにもこだわっています。箱は和菓子屋さんならではの和風なデザインですが、モダンなテイストもあってとってもオシャレ!

箱を開けると、丁寧に一つ一つ個装されています。小分けになっているので、シェアしやすいのも嬉しいですね。

よーくみると、フレーバー毎に箱のイラストが違っていて、こういうところもかわいい!
6種類の詰め合わせは、カジュアルなギフトにも使いやすいので、ぜひいろんなシーンで使ってみてくださいね。ナイスィーツ!
