
(スイーツ芸人)
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
手土産やプレゼントでスイーツを贈るとき、「なにこれ!」とか「こんなのあったの!?」と驚きとともに喜ばれると、ちょっと嬉しかったりしますよね。「サプライズスイーツ」をご紹介するこの連載。第35回目は、燻製スイーツ専門店のお菓子をご紹介します。
もらった人もあげた人も嬉しくなる燻製スイーツを作る専門店
2018年、京都市山科区にオープンした、燻製スイーツ専門店「燻製菓子店」。
日々、いろいろなお菓子を食べていますが、このようなお菓子の専門店があるのかと驚きました。
燻製菓子店さんが手がけるお菓子は、店名の通り、どれも燻したつくり。人気商品の燻製ナッツの蜂蜜漬けをはじめ、タルトや焼き菓子も全て燻製してあり、ここだけでしか出会えないラインナップにワクワクします。クリスマスには、なんと燻製のシュトーレンも!
コンセプトは、「あげて嬉しい、もらって嬉しい燻製ギフト」。
店主の石本さんは「人に喜んでもらう喜びは何よりだと思っていて、もらった人はもちろん、あげた人が喜んでもらえて幸せになる、そんなお菓子を提案していきたい」と、想いを込めて手がけています。
そんな燻製菓子店さんの魅力的なお菓子のなかでも、今回は「薫るサンド」にスポットを当てていきます。

燻製したピーナッツバターとチョコを挟んだクッキーサンド
昨年一月に発売された、薫るサンド。通販で注文すると、8個入りで届きます。一つ一つ個装されているので、シェアしやすいのもいいところ。

手に取ってみると、「薫」の文字がドンっと目に飛び込んできます。インパクトあって、一度見たらきっと忘れないでしょう。フォント、カッコいい。

薫るサンドは、燻製したピーナッツバターとチョコレートをクッキーで挟んだつくり。
誕生の背景を伺ってみたところ、石本さんがお客さんから「ピーナッツバターの燻製が美味しい」と聞き、自身で試したみたことをきっかけに、アイディアが湧いたのだそう。
そこからすぐにピーナッツバターとチョコレートの組み合わせが決定し、猛スピードで商品化に至ったそうです。
燻製菓子店だからこそつくれる、唯一無二のお菓子が出来上がりました。

燻製により味わえる、唯一無二の美味しさ
袋から取り出すと、ふわっと包まれる燻した香り。独特の風味は、どこか心も和らぎ、すっと穏やかな気持ちになります。

食べたときの驚きは、見た目以上!
クッキーは甘さ控えめに作られていて、燻したピーナッツバターとチョコレートの力強い味わいに、寄り添うような印象があって相性抜群です。
クッキーの厚さには試行錯誤を繰り返し、薄すぎず厚すぎない、食べ応えのあるザクっとした心地よい食感。
ピーナッツバターとチョコレートが燻製してあるため、合わせたときにくどくならないよう、敢えてクッキーは燻製してありません。

食べ終わった時に何を軸にしたいのかがしっかりと伝わってくるし、何度でも食べたくなるような美味しさです。
冷やしてから食べると板チョコのところがパリッとするのも美味しいですし、少し溶かしてからトロッとさせてみるのもオススメ。

コクがあって香りもいいので、お酒が好きなひとには、おつまみのような感じで食べてみるのも良いかもですね。ぼくはお酒弱いので、コーヒーや紅茶といっしょに食べましたが、このペアリングも最高でした。
色んな楽しみ方ができる、薫るサンド。一度食べたら、きっと誰かに美味しさを伝えたくなるような気持ちになります。
ナイスィーツ!