和食に欠かせない「味噌汁」。美味しく作れるようになりたくありませんか・・・?料理手順や具材も重要ですが、味の決め手となる「味噌」をこだわるだけで、手軽に美味しく仕上げることが出来ますよ♪
今日は食のプロや料理家であるお取り寄せの達人もオススメする、全国から取り寄せたい味噌をご紹介します。
<米味噌>強い旨味と独特の香りが特徴!1年間じっくりと熟成
大豆、米麹、塩を混ぜて発酵させる米味噌。一般的に販売されている味噌もこの米味噌が多く、地域によって色や味わいは異なります。
こちらは、江戸時代から飛騨高山で、代々麹屋さんを営んできた大のやの「糀味噌」。飛騨のきれいな伏流水・空気・そして寒暖が顕著な四季により、仕込み・熟成された味噌は、強い旨味と独特の香り、ほのかな酸味が楽しめます。
清水美穂子さん(ブレッドジャーナリスト)のおすすめ!
自然発酵で3年熟成の辛口の赤味噌もありますが、我が家好みはまろやかな甘味と旨みをじんわりと味わえる糀味噌。秋口以降、豚汁や根菜の味噌汁をたっぷりつくる時には、この糀味噌の出番です。お味噌汁は仕上げにひねり胡麻など振りかけたら香ばしく、翌日のお昼など、パンにもよく合ってくれます。
<麦味噌>麦独特の香りと甘口の味噌はどこか懐かしい味わい
大豆、麦麹、塩を混ぜて発酵させる麦味噌。九州、四国、中国地方など温暖な地域で主に作られています。
こちらは、愛媛県の高田商店の「麦味噌」。四国産のはだか麦を使用しています。塩分も9%と低く、麦麹の歩合が高いので、麦独特の香りと甘みが楽しめます。
早乙女孝子さん(薬膳料理研究家)のおすすめ!
おみそ汁やねぎぬたなどの定番味噌料理の味付けはもちろん、甘味が強いので魚や肉にそのまままぶして味噌漬けにしてもおいしいです。また、料理の味がぼやっとしているときなど少々加えるとコクが増して料理にメリハリがつくのでかくし味としても使用しています。
<豆味噌>無添加、無殺菌!麹菌が生きている味噌
米も麦も使わずに、大豆と塩だけで作る豆味噌。東海地方で主に作られています。
こちらは、愛知県で味噌造りを営む小田商店の豆味噌のセット。「昔豆みそ(粒々)」「昔豆みそ(すり)」「赤だしみそ」の3種を楽しめます。北海道産大豆を100%使用し、秋田杉の杉桶で仕込んだ味噌は、無添加無殺菌の天然醸造です。発酵菌が生きている生味噌の味わいと、杉桶から醸す極上の風味を楽しめます。
松浦尚子さん(ワインコンサルタント)のおすすめ!
その日の気分でみそや具材を変えることで、毎朝違う味が楽しめるお得なセット。生みそはダシのノリがよく、ダシの味がひときわ生きてきます。昔豆みそ(粒)は、みそコシで溶かしたのち、残ったカスを捨てる方が風味が増すそうです。
いかがでしたか?原料や地域、熟成期間によって味わいは様々です。まずは、気になる味噌を実際に取り寄せて、味わってみてください。そして、是非あなたのお気に入りを見つけて、美味しい味噌汁をつくってみてくださいね♪