みんなで食べ物を持ち寄って開く食事会などで何を持っていくか。これ、いつも悩ましいですよね。いろいろ考えた結果、盛り付けがしやすく、小分けにもしやすいということで、スイーツやおかずを持ち寄ることが多くなると思います。そんな中で「ご飯ものがちょっと食べたいな……」と思ったこと、一度や二度はあるはず。そう、意外と喜ばれるのがご飯ものなのです。
とはいえ、パエリアや炊き込みご飯などは、なかなか持って行きづらいですよね。ご飯を取り皿に取るのもちょっと面倒。おにぎりという選択肢もありますが、ひとくちふたくちで食べるにはちょっと大変。そこでおすすめしたいのが、昔ながらのジャパニーズフィンガーフードこと「お寿司」。持ち寄り会に持って行きたい、ちょっと気の利いたお取り寄せです。
食べ始めたら止まらない♪伝統の味
お寿司にもいろいろありますが、せっかくみんなが集まる場ならちょっと目を惹いて、少し特別感のあるものをということで、今回おすすめしたいのが、柿の葉すし本舗たなかの「柿の葉すし」。

蓋を開けると、ぱっと目に飛び込んでくる緑。ちょっとした驚きでもあり、目にやさしくもあります。そしてふわっと香る柿の葉の匂いに、思わず目を細めたくなります。ひとつ摘んで箱から取り出してみると、少しザラッとした柿の葉の感触が、なんだかちょっとなつかしいようなうれしいような不思議な気持ちにしてくれます。その柿の葉を開くと、一口大のお寿司が現れます。
大人好みのうま味があとを引く鯖、あっさりして食べやすく人気急上昇中の鮭、さっぱりしながらもしっかりとした味わいのある鯛の3種がセットになっています。ぴかぴかと光る柿の葉の上にのせると、とても映えて見えて、ここでまたうれしくなります。

ひょいっとつまみ、そのままひとくちでいただきます。少しだけ甘目のすし飯と熟成が進んだ魚にほんのりと香る柿の葉の匂いが心地よく、癖になる味です。手に取りやすいということもあってか、ひとつを食べ終わらないうちに手が伸びて、ついつい食べ過ぎてしまいそう。
嗅覚と視覚だけではなく、触覚と味覚も刺激してくれ、みんなで集まってうれしい気持ちを、さらに盛り上げてくれる一品です。また、ゆっくり食べる時間はないけど、お腹にたまるものをちょっとつまみたいというときにもぴったり。会社で忙しく働いている人たちに差し入れとして持って行くと、間違いなく喜ばれますよ。
ちなみにこの柿の葉すしは、できたてよりも翌日ぐらいが味がなじんで食べ頃になります。お取り寄せで注文して、届く頃が一番の食べ頃というわけです。そう考えると、届くまでの時間もおたのしみのひとつになりますね。届いた頃が食べ頃ですから、消費期限も自然と短くなり、製造日を含む3日目の20時まで。この厳密さも、おいしさの証拠なのです。
【おまけ】どうして“柿の葉”なの?
柿の葉すしが生まれた奈良は海から遠く、昔は魚がとても貴重な食べ物でした。そこで、全国でも有数の柿の産地でもあったことから、その葉で包んだことが「柿の葉すし」のはじまりと言われているそうです。また柿の葉で包むと乾燥を防ぐだけではなく、保存性を高める効果もあるのだとか。柿の葉すしには、味わいだけではなく、200年以上にも渡る先人の知恵と経験がぎゅっとつまっているのです。