
日本全国のおいしいお取り寄せパンの中から、いまおすすめのパンをご紹介するこの連載。第7回目は岡山県倉敷市のBoulangerie mugi(以下、ブーランジェリー ムギ)から、人気の高い「バタール・トラディショナル」をお取り寄せしました。
もちもち感がたまらなく美味しい「バタール」
日本でもおなじみのフランスパンは、フランスでは「パン・トラディショナル」と呼ばれており、「バタール・トラディショナル」とはフランスパンの一種のことです。バタールと聞くとバターが使われているのかと思いがちですが、そもそもフランスパンにはバターが使われていません。バタールとはフランス語で「中間」という意味で、いわゆるフランスパンよりは短く、太さがあり、もちもちした食感のパンになります。
到着後そのまま頂いた「バタール・トラディショナル」も、このもちもち感がたまらなく美味しかったです。フランスパンをはじめとしたハード系のパンはよく食べるのですが、その中でこんなにもちもちしているものは初めてで驚きました。
原材料はフランス産小麦100%とフランス産天然水、ゲランドの塩だけですが、甘味も感じるためバタ―が入っているのかと錯覚してしまいました。断面にもみずみずしさがあるのです。
まずは何もつけずに食べてみて欲しい、驚きの味わい
次にトーストして味わいました。これが大変美味しいです。さくさく感も出て一気に軽くなるのですが、味がよりはっきりと口の中に広がります。小麦の味と塩気がマッチして、パンだけで十分楽しめるおいしさです。噛み続けるともっちりとした食感が出てきて、これもまた美味しいのです。
フランスパンというと、私は何かと合わせて頂くことが多かったのですが、このようにこだわって作られたものはそのままでもこんなに美味しく満足感があるのだなと、感動しました。
様々な食材を引き立ててくれるパンの味わい
そのままでもおいしいこのバタール・トラディショナルは、もちろんどんな食材にもマッチします。クリームチーズにドライフルーツやナッツをのせたり、サバサンドにもしてみました。なにもつけずに食べたときに感じたパンの味わいは決して邪魔にならず、素材の味をひきたててくれました。
フレンチトーストにもしてみました。甘さの中に感じるバタール・トラディショナルの塩味が食を進めます。牛乳と卵をたっぷりと染み込ませましたが、食パンで作るときとは違い、パンの食感が残っていて、それもまたとっても美味しいです。
そのまま、トースト、3種類の調理で味わってきましたが、それでも約半分残っています。万能でたくさんのアレンジがきくので、1本あれば1週間ほどの朝食にかなりバリエーションがもてますね。
フランス人のパン創りに真摯に向き合うブーランジェリー
フランスパンのひとつに「ブール(Boule)」という種類があります。「球体」を意味し、パン屋を意味する「ブーランジェリー」やパン職人を意味する「ブーランジェ」の言葉の語源にもなっています。
パンを創るパン職人(ブーランジェ)はブールを作る人、すなわち地球を創る、「神の仕事」をする人のこと。そんな、フランス人のパン創りに対する考え方を真摯に受け止めるブーランジェリー ムギは、食べる人のことをしっかりと考え、材料の選択や仕上げの努力を惜しまないパン創りをしています。
そんな思いを知ると、毎日何気なく食べていたパンも、環境や作り手さんへの感謝をしなければと考えさせられました。
食べる人のことを想像して一生懸命作られている、ブーランジェリー ムギの「バタール・トラディショナル」。ぜひ味わってみてください。






















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