
私は、会津生まれの会津&新潟育ちなのですが、ちまきと言えば、もち米を笹の葉で三角形に包み、たっぷりのお湯で茹でたもの。それに甘いきな粉をつけて食べるのが定番で、おやつ感覚のものでした。というか、それがちまきのすべてでした。
が、しかし。世の中にはきなこ以外のちまきが存在し、おやつではなく主食になること知った時の衝撃ったらもう。そしてその美味しさったらもう。
まだ青々しい私に世界の広さを教えてくれたのは、ちまきだったかもしれません。
連載10回目となる今回は、少しだけ広がった私の世界をさらに広げてくれたちまき界の異端児、竹千寿さんの竹ちまきです!
本物の竹が演出する非日常と、彩り鮮やかなちまき
竹千寿さんは、九州発のちまき専門店。九州産のもち米と厳選した食材を竹の器に閉じ込め、熊笹で蓋をし、丁寧に蒸しあげています。
色彩豊かなちまきは、見るだけで食欲がそそられますが、それを非日常な空間に仕上げてくれるのが、この竹の器。もちろん竹は本物なので、竹の香りを楽しむこともできますし、全て職人さんの手作りという贅沢さも装備。
「でも、本物の竹なんてどうやって扱っていいか分からない」「蒸し器で蒸すのも面倒だし……」なーんて方もご安心を。必要なのは電子レンジと食べたい気持ちだけ!
レンチンで食べられる手軽さも魅力!
竹千寿さんの竹ちまきは、1本ずつ真空パックされた状態で冷凍配送されるので、私たちはそれをチンするだけ。
まずは、袋の口に少しだけ切り目を入れます。もちろん端に切り目が入っているので、はさみは不要&指で軽く引くだけ。
切り目が入ったら、袋ごとレンジに入れ、600Wでチーン! 加熱時間は、1本なら4~5分、2本なら8~9分、3本なら11~12分を目安にどうぞ。
無事にチンが終われば待っているのは、ほっかほか~なちまき!
ボタンを押しただけでちまきにありつける時代に感謝しつつ、そっと袋を外せば、部屋中に美味しそうな香りが充満。加熱されたことで竹の香りはよりいっそう増し、食欲バロメーターぶっちぎり。
胃袋の準備はよろしいでしょうか。私は万端!
選んで楽しく、食べて美味しい5つのちまき
■竹ちまき
豚肉、筍、人参、干し椎茸、銀杏がふんだんに使われた贅沢なちまきは「竹ちまき」。竹千寿さんを代表する人気のフレーバーで、一粒丸ごと入った銀杏は贅沢の象徴。とっても具沢山なちまきです。
■桜
ほのかな塩味の中でふんわり桜の風味が香る「桜」。華やかな色合いはお祝いの席にもぴったりで、飾られた桜は風情いっぱい。日本人なら一度は食べたいフレーバーです。
■穴子
対馬の天然あなごがドーンと盛られた贅沢な「穴子」。穴子はふんわり柔らかで、自家製甘だれと相性抜群。添付の粉山椒をかければ、味がぐっと引き締まり、一気に大人味に。
■鶏ごぼう
香り高いごぼうとしっとり柔らかな鶏肉のコンビが絶妙すぎる「鶏ごぼう」。九州お馴染みの甘めな味付けはもち米とよく合い、ゴロっと入った大豆もニクイ演出です。
■鯛バジル
九州産の鯛とバジルを使った「鯛バジル」。バジル×もち米という異色な組み合わせですが、これがびっくりするほどよく合い、後引く美味しさ!我が家で一番の人気者です。
こんなにたくさんの種類が並ぶと目移りもしそうなものですが、実際しますし、選ぶ楽しみもひとしお。ちまきは1本120g(穴子のみ130g)入りで、ちょうどご飯1膳分程度。もち米なので腹持ちもよいのも嬉しいポイントですね!
賞味期限は冷凍で3ケ月と長く、竹の器で見栄え抜群。贈り物にはもちろんのこと、少しだけ贅沢をしたい日にもおすすめしたいちまきです。






















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