
―――パンダが大好きです。
趣味はパンダの動画鑑賞。聖地は成都パンダ繁育研究基地。パンダを語らせたら寝食を忘れて語り、たとえ出張中でも1時間あったら上野動物園に行っちゃうくらいパンダが大好きです。
あの愛くるしいフォルムは私を魅了してやまず、私を骨抜きにする魅力をお持ちですが、同時にあれほどに謎多き動物もいないと思うんです。
だって、無限に色が存在し、色鉛筆ですら500もの色があるこの世界で、彼らの体毛はまさかの白黒。最もシンプルで、かつ定番で、対極とも言える白黒体毛、超シック。
目の周りを強調するようなアイカラーと言い、白く大きなお腹と言い、一体どんな保護色なのか、何を保護したかったのか、全然保護できていない。かわいすぎる。
さらに彼らの主食が笹や竹なのは有名な話で、のんべんだらりな生活も知っての通りですが、それもそのはず。笹や竹ではたいして栄養がとれないうえ、巨体を支えるだけのカロリーもとれませんから、起きている限り食べなくてはならず、うかつにカロリーなぞ消費できない&動けない。
危険な自然界において食事時間14時間、睡眠10時間。食べるか寝るかの二択生活。愛しすぎる。
そんな謎ですら愛おしく思えるパンダは、ある種天才的な才能を持っていると思います(私に好かれるという才能)。
かわいらしいデザインと精密なカットで作られる型抜きお菓子
連載8回目となる今回は、大好きなパンダをモチーフにした遊び心いっぱいなお菓子、「カタヌキヤ」さんの「パンダバウム」です!
このかわいさに心を奪われない者はいない。そう断言できるほど愛らしいフォルム。このずんぐりむっくりな体つきは愛しさそのもの。私の心を奪い去るハート泥棒、パンダバウム。
見れば見るほど愛しさが増すこのお菓子は、縦6.8cm、横5cm、高さ3.5cmほどの大きさ。おやつにぴったりな手の平サイズですが、この手の平サイズにはたくさんのこだわりが詰まっています。
まず、かわいすぎるこのデザインは、食用プリンターによるもの。思わず笑顔になっちゃうようなデザインを追求しているそうですが、笑顔どころかはじけるスマイル!
これ以上ないほどに下がった目尻と、ぐいっとあがった口角で、最強のスマイルになることうけあい。かわいいが過ぎる……!
さらにかわいらしいパンダをよく見ると、パンダの周りに線が入っているのですが、実はこの線、「お水の力」によるもの。フランス製マシーンの高圧水流によるカットで、日本に数台しかないとても貴重なマシーンを使っているそう。
もちろん、この線を何に使うかと言えばコレです。カタヌキヤさん最大のお楽しみ、「型抜き」!
そう、高圧水流による曲線も愛おしいデザインもすべて「型抜き」のため。そっと周りを外す時は、お祭り屋台の型抜きを思い出して懐かしい気持ちになりますし、スポっと抜けた時のパンダと言ったらもう、あのかわいさと言ったらもう。これぞカタヌキヤさんの醍醐味!
こだわりは生地にも美味しさにも箱にも!
9層に焼き重ねられた生地は、カタヌキヤさんこだわりのふんわり生地。子供から大人まで万人に愛される食感で、厚がけのフォンダンは甘すぎず、とっても食べやすい甘さ。思わずもうひとつ。いえ、もうふたつ、やっぱりみっつ!と手をのばしたくなる美味しさです。
さらに、パッケージのデザインもかわいらしく、外箱もかわいければ中箱もかわいい。外箱には3匹のパンダが、中箱には1匹のパンダが描かれ、このかわいさはもう、罪!
子供から大人まで、見るものすべてを骨抜きにするパンダバウム。定番のデザインも素敵ですが、期間限定のデザインや、店舗限定のデザインもとってもかわいいので、パンダ好きさんには今すぐGO!






















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