チーズといえば、イタリアのパルミジアノ・レッジャーノや、フランスのカマンベールなど有名ですが、みなさんは「国産チーズ」を食べたことはありますか?実は、世界でも認められている日本発のチーズが増え、いま「国産チーズ」が大注目なのです!
「国産チーズって?」「どこで買えばいいの?」という方のために、美味しい国産チーズが買える専門店はもちろん、いま日本で人気のチーズの種類や買い方、チーズの種類にあわせた美味しいパンとの組み合わせについて、チーズのプロの小笠原由貴さんにお伺いしました。
チーズの種類を知ろう!
チーズと一口に言っても、その種類は様々。現在の日本では、6つのタイプのチーズが一般に広まっています!6つのタイプには、さっぱりとしたミルキーな味わいの「フレッシュチーズ」から、味わい、匂い、クセが刺激的な「青カビチーズ」まで幅広いチーズがあり、パンとの組み合わせを考えるときも重要なポイントになります。
- フレッシュチーズ(フレッシュモッツァレラ、リコッタ等)
- シェーヴル(山羊乳チーズ)(シャヴィニョル、シャビシュー・デュ・ポワトー等)
- 白カビチーズ(カマンベール、ブリ・ド・モー等)
- ハード&セミハードチーズ(ハード:コンテ、パルミジャーノ・レッジャーノ等)(セミハード:ルブロション、ラクレット等)
- ウォッシュチーズ(エポワス、ラングル、タレッジョ等)
- 青かびチーズ(ロックフォール、ゴルゴンゾーラ等)
各チーズの特徴については、こちらの記事でご紹介しておりますので、ぜひチェックしてみてください!
6タイプのチーズとパンの相性をまとめたチャートです。フレッシュチーズから時計回りに、チーズの味が濃くなっていきます!
あっさりとしたパンには、あっさりとしたチーズを。味が濃く癖のあるチーズには、果物やナッツ入りの味のしっかりしているパンを合わせることで、お互いが打ち消しあうことなく、ちょうどよい味わいに・・・!
また、チーズとパンの組み合わせは、自分なりの組み合わせを探すのも楽しみの1つですのでお試しあれ!
チーズはどこで買うのがおすすめ?
チーズの種類を確認したら、さっそく買ってみましょう!
チーズは、専門店の切り立てチーズを購入するのがおすすめ。チーズは生き物ですので、きちんと手入れがされているか否かで、美味しさが変わってきます。
また、対面販売の専門店に行くことで、自分の目で見て、味見をしてお好みのチーズを購入することができますので一番安心ですよね!ただ、近くにチーズ専門店がないことの方が多いはず・・・。
そこで、チーズライター小笠原由貴さんお勧めの“お取り寄せ可能”な国産チーズを6種類ご紹介します!さらに、チーズの特徴に合わせて、渋谷・表参道の人気パンもあせてチェック!
国産チーズをパンと楽しもう!
1.やさしさ感じるフレッシュチーズとの組み合わせ
渋谷チーズスタンドの「出来立てリコッタ」は、優しい食感と、優しいミルクの甘みが特徴。リコッタチーズは蜂蜜との相性も良く、好きな方も多いはず・・・!まずはそのままシンプルにミルクの味を楽しんで、次に蜂蜜をプラスしてすると、さらにミルクのやさしが引き立ちますよ。

★オンラインで購入可能
〒150-0047 東京都渋谷区神山町5-8 1F
営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)
日曜日 11:00~20:00
定休日:月曜日・年末年始(ただし月曜日が祝日の場合翌平日休み)
http://cheese-stand.com/
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-4-9
TEL: 03-5410-2040
営業時間:8:00~20:00 定休日第2月曜日
http://bread-espresso.jp/
2.JALの国際線ファーストクラスに乗ったシェーヴルチーズ
シェーヴルチーズ(山羊乳チーズ)は、「少し臭みがあって苦手・・・」という方も多いようですが、今牧場の「茶臼岳」は特有の臭みが少なく、とっても食べやすいチーズ。さらに、JALの国際線ファーストクラスで提供されるなど、その品質の高さがうかがえます!

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-4-9
TEL: 03-5410-2040
営業時間:8:00~20:00 定休日第2月曜日
http://bread-espresso.jp/
3.旬が生き、四季折々の味わいをチーズに。
三良坂フロマージュの「フロマージュ・ド・みらさか」は、山地で自然放牧する「山地酪農」でチーズを製造しています。
結果、牛やヤギのご飯は、四季の自然の実り!春はタケノコや様々な新芽、夏はクローバー、秋はクリや柿、冬は笹など、四季の食材を食べてできるミルクを使って作るチーズは、まさに旬が生きているチーズ!

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE B1
TEL: 03-5468-0417
営業時間:11:00~20:00
http://www.dune-rarete.com/
4.世界最高峰のイタリアの農場が、北海道で作ったチーズ!
チーズ製造における世界最高峰の技術と歴史を持つイタリアの農場「ファットリア・ビオ」のチーズマスターが、世界最高品質の北海道のミルクに出会い移住。そこで作られているのが「カチョカヴァロシラーノ」です。

〒 107-0062 東京都港区南青山5-7-28
TEL: 03-6434-1244
営業時間: 8:00-21:00
https://www.tysons.jp/breadworks/
5.「熟成」の旨みを組み合わせる!
清水牧場の「バッカス・ダルパージュ」は、ハーブを食べた牛のミルクを使い、約11か月間熟成。香ばしさを感じるチーズに仕上がっています。長期熟成チーズの味わいを楽しめます!

★オンラインでの購入は電話・FAX
Tel:0263-79-2800
Fax:0263-79-2801
http://www.avis.ne.jp/~svarasa/
〒150-0000 東京都渋谷区渋谷1-14-11 BCサロン 1F・2F・3F
TEL: 03-6418-9581
営業時間:7:30~21:00(ドリンク L.O. 19:30) 定休日:不定休
http://gontran-cherrier.jp/
6.クセのあるチーズの代名詞!ブルーチーズを美味しく食べよう!
刺激的なチーズといえば、やはりブルーチーズ!アトリエ・ド・フロマージュのブルーチーズは、ジャパンチーズアワードをはじめ、フランスで開催された国際ナチュラルチーズコンテストである、“モンディアル・デュ・フロマージュ”で最高賞を受賞したチーズで、大注目の国産チーズです!
刺激的な分、好みがわかれるブルーチーズですが、フルーツやクルミとの相性も良く、その味わい深さが癖になること間違いなし!

〒150-0000 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ ShinQs B2F
TEL: 03-6434-1837
営業時間:10:00〜21:00
http://www.robuchon.jp/
※2016年12月15日現在の情報です。
監修:小笠原由貴さん(チーズライター・パン教室「ラ・ナチュール」主宰)
旅行会社勤務を経て渡米。ナパバレーやバークレーでの料理修行を通し、地産地消、オーガニック、素材を活かした料理を知る。帰国後、レストランやチーズ専門店で働いた後、パン教室をオープン。Simple & Natural をモットーとするレシピに質の良い食材は欠かせず、美味しいものを求めて、お取り寄せするのはもちろん、国内外の生産者を実際に訪ねている。また、チーズセミナーの講師を務めたり、All About等の媒体でチーズについての記事を執筆。最近では、スウェーデンMATEUS社の食器を販売する“La Table”も運営。





















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