島原に100年続く涼デザート「かんざらし」

島原かんざらし 詰め合わせ

小学校低学年の頃だったでしょうか? 地方都市を紹介する番組だったのか? どんな名前のデザートだったかもあやふや…… 詳しく覚えてはいないけれど、でも映像ははっきりと目に焼き付いている。

キラキラと輝く水の中をユラユラと漂う乳白色の球体。涼やかで、幻想的な美しい風景。

球体の正体は白玉。白玉を琥珀色のシロップとともにいただく、シンプルゆえに美しいデザートを紹介したTV番組でした。

当時一緒に番組を観ていた母とも、「あれはどこのお店のデザートだったんだろうねぇ?」なんて時おり思いだすくらいインパクトの強い映像。

そしてそれからずいぶん経った頃、たまたま開いた旅行雑誌の特集記事で、その白玉のデザートが島原地方に100年にわたり伝承されている「かんざらし」だったと知りました。

いつかはあの美しい白玉を食べてみたいと思ってはいましたが、島原への旅行は子連れではなかなか難しい……

でも、そういう時便利なのがお取り寄せ♪

ということで、今回ご紹介させていただくのは、玉乃舎さんの「島原かんざらし 詰め合わせ」です。

通常、白玉は1日ほどで硬くなり、風味と食感が劣ってしまう性質がありますが、玉乃舎さんは「伝統の風味を重んじながら試作と研究を重ね、地元に行かなければ食べられなかったデリケートな「かんざらし」を、常温で日持ちするデザートへの改良に成功されたそう。

「かんざらし」は白玉を冷やす水が命。市内のいたるところから豊富な湧水を使った水路が街中にある島原だからこそ生まれた逸品です。なので使われている水は地元の隠れ湧水スポットである「舞岳湧水」を、白玉粉は地元産のもち米「ヒヨクモチ」を原料にした特製のもの、シロップには地元吾妻産はちみつを使用されています。シンプルなデザートゆえ材料を吟味し、地元「雲仙・島原」にこだわられたました。

そのこだわりが随所に生きた「かんざらし」は、優しい柔らかさとの白玉と、すっきりとした甘みのシロップのバランスが絶妙。セットになっているぜんざいは、冷たくしても温めてもどちらもおいしいので、ぜひ食べ比べてみてくださいね。

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島原かんざらし 詰め合わせ

ABOUTこの記事をかいた人

早乙女孝子さん(薬膳料理研究家)

自身の体調不良をきっかけに東洋医学と出会い、北京中医薬大学日本校で薬膳を学び、国際中医薬膳師に。「薬食同源」の本場中国に留学し薬膳やベジタリアン中国料理等を習得。帰国後、広告・雑誌・ラジオを中心に薬膳料理や健康&美容アドバイスを行う。身近な食材を利用した「毎日食べたい薬膳料理」が好評で、著書『冷え知らずのしょうがレシピ』(PHP研究所)等がある。