海の香りと、ふわっとろの不思議な食感「アカモクと人参のかき揚げ」／かな姐さんのお取り寄せのレシピ vol.14

2005年にスタートした子どもの育児日記と日々の晩ごはんを綴ったブログ「母ちゃんちの晩御飯とどたばた日記」はアクセス数1日12万件を誇り、人気ブロガーランキングでは殿堂入りするほどの人気ぶり。2007年には初のレシピ集を出版し、その後も書籍、雑誌、TV、食品メーカーのレシピ考案など活躍の場を広げている。

梅雨があけるといよいよ夏ですね～。もう準備はできていますか？夏の……その……薄着になる準備ですが（汗）。

私事ですが、去年の6月ごろから“晩ごはんだけ糖質を制限する”というゆる糖質オフダイエットを始め、その時にせっかく頑張って落とした体重を元に戻さないため、今もずっと続けています。まあ頑張っているつもりはなく、あくまでも意識するだけなのですが。

最近一番嬉しかったのは、3年前に買ったときに試着室ですでにパンパンで、履けるけど座られへんっていう、常に息を吸い続けておなかをひっこめていないといけないジーパンがあったのですけど（何でそんなものを買ったのか??）、買ってすぐに娘（当時は高校生）にそれを見破られ、「母さんは履けないでしょ！」と奪い取られていたそのカッコいいジーパン（ちなみに娘にはぶかぶかなのでベルトをしないと履けない）、先日娘がいない昼間にこっそり一人で履いてみたところ……

あ、全然履けるやん！（ベルトは要らんけど）

ってことが分かって、嬉しくてそのまま近所のスーパーに買い物にも行ったんですけど、帰ってきてそれを目ざとく見つけた娘に、

「履けるようになったのは良かったねって思うけど、母さんがそれ履いているとおしゃれじゃなくて、ジーパンが裂けちゃったんかな？って思う（笑）」

と言われました……

裂けたんじゃない！ダメージジーンズなだけ！（太ももあたりに破れ加工がしてあります）

若者が履くとおしゃれで、なぜわたしが履くと途端に「破れたジーパンを履いている可哀想なオバサン」になってしまうのでしょうか（涙）。

それはさておき。

そんなわけで未だに細々と続けているゆる糖質制限生活なのですが（ジーパンを裂いてしまわないように）、この食生活で大事なのは、糖質を摂っちゃダメ！ってことではなくて、糖質の代わりに何を食べるかってことなんですね。

糖質の量をぐっと減らす代わりにしっかりと意識して摂るのが「タンパク質」と「食物繊維」なんですが、この食物繊維として食べるように意識しているのが、

・キノコ類
・海藻類

なんです。

キノコ類は数種類を加熱して食べやすいように味付けしたものを常備菜として冷蔵庫に作り置きしてあるのですが、そんな時に見つけたのがこれ。

今回送って頂いた「アカモク」です。

アカモクっていうのは海藻の一種で北海道以外の日本全国にの海に群生しているものだそう。送って頂いたのは玄界灘産で、こちらの産地で取れるアカモクはほかに比べて特に食感、粘り共に良いそう！

漁師さんの目利きで一番良い時期に収穫され、さらには鮮度にこだわり、収穫したその日のうちに加工しているそうで、こちらは添加物不使用なのも嬉しいポイントです（無添加だからこそ、色や粘りに違いもあるそうです。自然の物なのだからこれも当たり前のことだよね。大根やニンジンがすべて同じ色形味ではないように、個体差があるってこと）。