（フードコーディネーター）
ANA客室乗務員を経て、現在、イタリア料理を中心としたフードコーディネーター、オランダフラワーデザイナーとして活躍。イタリアのミシュランの星を獲得したトラットリアやオランダの花屋での修行、レストラン経営、海外生活で得た感性を活かし、食空間や生活空間、ウェディングなどのトータルコーディネートを手がけている。
山椒に目がないわたしです。そんな方、たくさんいらっしゃるのでは？
山椒を求め 足利の方まで足を運んだり、はたまた自分で山椒を栽培したり…… いろんなことをしてましたが、そんなわたしに友人が勧めてくれたのは「青山椒」！
まずは、初心者的に麻婆豆腐に使ってみました。口の中で爽やかな柑橘の風味を感じ、それと同時に舌がピリピリッ！ こんなパンチのある山椒、初めて!! 脇役の調味料と思いきや、このひとかけで全然違うんです！
『四川』という言葉が入っている通り、四川料理にはどれも合うのは基本！ 担々麺には10カリカリは入れています。
夏が近づいてくると、日本の蒸し暑さで食欲減……というのは毎年のことですが、この青山椒がなんともこれを助けてくれるんですよ。鰻にかけても、タケノコご飯にかけても、和食の照り焼き、佃煮など、『醤油、酒、みりん』を使うお料理には基本的に全部合います!!
わたしはイタリアン専門なので、ひとつイタリアンで青山椒料理をおススメするとするなら『マグロのラグーのパスタ』です！ 玉ねぎ、人参、セロリのみじん切りをニンニクオイルでよく炒め、細かくしたマグロを入れ、トマトホール缶でクツクツ煮込みます。塩、胡椒で味を調えてパスタと絡め、この青山椒をアクセントでカリッカリッ！ まぐろでなくても、ツナ缶でもできます!!
花椒はスーパーなどでよく見かけますが青山椒はなかなかなく、お取り寄せに頼るしかありません。そして以前、自分の気に入ったミルに入れ替えて使おうとしたら、山椒の実とうまく噛んでくれず、ひくことができなかったので、ちゃんとそれに合ったミルを使うことも合わせてお伝えします!!
これからのシーズン、手放せないアイテムです♪
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