
和菓子女子
こんにちは。和菓子女子のせせなおこです。「ついつい食べたくなってしまうような、おいしくてかわいい和菓子」をご紹介するこの連載。第37回目は、岐阜・ツバメヤの「ツバメわらび」を紹介します。
“ツバメ”に込められた想い
今回紹介するツバメヤは岐阜に本店を構えるお店。とてもお気に入りのお店のひとつです。ツバメヤのお菓子たちはシンプルで素材の味を楽しむことができます。今回紹介するわらび餅はもちろん、サブレやどら焼きなど、どのお菓子もやさしいおいしさがお気に入りのポイントです。

ツバメヤ、というかわいらしい店名の由来には、“ツバメは毎年巣を作りに同じ場所へ帰ってくる。本店のある岐阜・柳ヶ瀬にまた来てほしい”という願いが込められています。また、子供から大人まで覚えてもらいやすいようにと名付けられたんだそう。エピソードを知ることでさらにほっこりと温かい気持ちになります。
そんなわけで今回は、夏にぴったりの「ツバメわらび」をお取り寄せしました。
衝撃のやわらかさ!とろけるわらび餅
早速包みを開けると、たっぷりのきな粉が入った箱が登場します。「え!わらび餅はどこ?」と一瞬心配になってしまうほど。

でも大丈夫。香ばしいきな粉の香りを楽しみながら、わらび餅を探すをもふっとした感触が!そーっと丁寧に取り出します。1箱の中には10個のわらび餅が入っています。きな粉の中から見つけ出すのは宝探しのようで、ワクワクしてしまいます。

1つ目発見!!出てきたわらび餅は丸っこくてまるで生き物のようです。たっぷりのきな粉をかけていただきます!!!

香ばしく、まろやかなきな粉が口の中に広がったかと思うと、弾力がありながらもとろっとやわらかいわらび餅がとろけます。
わらび餅はオリジナルのわらび粉、種子島産の粗糖などのこだわりの食材を使用して、季節によって水の量や火加減、練り時間などを日々微調整されているんだそう。しっかり冷やして食べるのがおすすめです。
ちなみに残ったきな粉の活用レシピも包装紙の裏に載っているQRコードから見ることができます。家で簡単に作れるおやつレシピも載っていてどれもおいしそう!どれから作ろうか迷ってしまいます。
香ばしいきな粉ととろとろのわらび餅。暑さや疲れもひとっ飛びです。やさしいわらび餅に包まれてくださいね。