
見た途端、つい目を奪われて、“ジャケ買い”をしてしまいそうな見た目やパッケージの商品をご紹介するこの連載。第18回目は、老舗甘納豆専門店が手掛ける和スイーツ、豆グラッセです。
年末年始の手土産にしたい縁起の良い豆菓子
おせち料理にも欠かせない食材のお豆。豆は、元々は「丈夫」や「健康」を意味する言葉だったそうです。今回ご紹介するのは、そんな豆を使ったお菓子「銀座六花」です。
「銀座六花」を手掛ける銀座鈴屋は、1951年創業の老舗甘納豆専門店。六角形の花柄パッケージがかわいらしい和スイーツです。「銀座六花」という名前の通り、6種類のラインナップがあり、パッケージには、それぞれ異なった花が描かれています。
真っ赤なダリアの柄が華やかな「大納言小豆」。じっくりと丁寧に炊きあげられた十勝産大納言小豆は、口にいれると独特の柔らかい甘さと、ふくよかな豆のおいしさを感じられます。
淡いピンク色が印象的な、ソメイヨシノが描かれたパッケージ。眺めていると、優しい気分になりそうです。中には「おおふくまめ」が入っています。北海道産の高級白インゲンを使ったおおふくまめは、さっぱりとした味。渋みのある緑茶にもあいそうです。
まるで化粧品のパッケージのような、大胆なシャクヤクの柄がおしゃれな「緑大豆」。実った後も緑色のままという、希少な豆が使われています。体にも良いといわれている緑大豆。グラッセなので、スイーツのように手軽に食べられます。
涼しげなブルーのヤグルマギクが描かれたパッケージに入っているのは定番の「おたふく」。幸せを運ぶとされている縁起物のおたふくに似ていることから、その名がついています。別添えのきなこがついているので、大粒のおたふくにたっぷりのきなこをかけて、新たな和スイーツが堪能できます。
クレチマスとも呼ばれる、初夏を彩るテッセンが描かれた「うぐいす」。薄緑のパッケージが、上品な雰囲気。お豆のそのままの色を使った青エンドウのグラッセは、さっぱりとした風味。丸い形が、つまみやすくて、ついつい食べ過ぎてしまいそう。
見た目から元気になれそうな、鮮やかなオレンジ色のフクジュソウが描かれた「とらまめ」。北海道産のとらまめは、トラ模様のいんげん豆の一種。ホクホクとした甘みの残るとらまめは、「豆の王様」とも呼ばれています。
箱の中には豆の説明が書いてある紙も入っています。彩り豊かで丁寧なパッケージは、一個ずつでも並べて置いても、新しい年の幕開けにもぴったり。年始の挨拶での贈呈用としても、気に入ってもらえそうです。
シリアルとも相性バツグンで朝食にも! 食べ方色々な豆菓子
バラエティ豊かな豆グラッセが詰め合わされた「銀座六花」。大勢で集まる機会が多い年始には、6種類の豆をそのまま和食器などに置いて並べれば、素敵なおもてなしになりそうです。
「うぐいす」や「とらまめ」というような、さっぱりとした味の豆は、シリアルなどと一緒に朝食として食べるのもお薦めです。豆の食感やほんのりとした甘さをより一層感じられます。まさに洋食と和の融合といえますね。
「大納言あずき」や「おたふくまめ」のような、豆自体に甘さが感じられるグラッセは、ワインや日本酒などのおつまみとしても、それぞれの味を損なうことなく相性が良いです。
色々な食べ方ができる豆グラッセ。縁起が良い豆で新年をスタートしてみませんか?






















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