
(ショコラコーディネーター・チョコレートジャーナリスト)
うわぁ、これは、と全く新しい発想にときめきました。「AMAZON-CACAO monaca(アマゾンカカオもなか)」。オンラインでお買い物できるので、全国のみなさんに紹介します。
私が「アマゾンカカオもなか」に出会ったのは、2019年1月に開催された「サロン・デュ・ショコラ東京」の会場。太田哲雄シェフのブースです。
チョコレートファンのみなさんは、大注目でしたね。ひときわ目立つカウンター。その場で料理を提供するレストランのようなブース。イタリア、ペルー、スペインの3カ国で経験を積み、「エル・ブジ」などの一流レストランで研鑽を積んだ、太田哲雄シェフが直々にお料理を提供していました。そこで人気を集めていたのが「アマゾンカカオもなか」です。
イメージはですね、ほら、よくありますよね。和菓子屋さんの商品。瓶入りのあんこと、最中の皮が別々になって詰め合わせてあるセット。あんな感じです。
カカオの形をしたかわいい最中の皮と「十勝あずき」の瓶。それから、もうひとつカカオの香り高い「アマゾンカカオのガナッシュ」の瓶がセットに。
楽しみ方としては、パリパリの最中に、粒あん&チョコレートのガナッシュを、好きなだけサンドしていただく。これがなかなかあうんです。そして新しい感覚です。
チョコレートペースト、といった感じのガナッシュはフルーティーで、カカオ本来の風味が際立っています。カカオの風味をスプーンなどでダイレクトに体験するのもよいです。アマゾンから届いたカカオの香りを感じてみましょう。
私が好きなのは、最中にサンドしないで、最中1枚の上にカナッペ風にガナッシュと餡をのせて、ダイレクトにいただくスタイルです。ココアパウダーを練りこんだほろ苦い最中に、粒あんとチョコレート。時にはチョコレートだけにしてみたり、粒あんだけにしてみたり。和菓子職人さんが作った餡、そのものも美味しいです。
チョコレートに使われているのはペルー北部にある、小さな村でとれたカカオです。村人のほとんどがカカオに関わる仕事をするこの村と、太田シェフは交流を続け、そのカカオを使ったチョコレートを普及する活動をしています。
これまで太田シェフの「アマゾンカカオ」は、高級レストランで使用されることが多く、なかなか気軽には味わえませんでしたが、「春華堂」(うなぎパイでおなじみ)とコラボレーションして生まれたこのセットなら、手軽にアクセスできます。
カカオの発酵に使われる「バナナの葉」デザインの包装紙も、なかなかリアルで良いのです。ぜひご贈答品にも。
カカオ生産地への心からの愛情、そしてリスペクトが感じられる、太田シェフ監修の「アマゾンカカオもなか」。新しい発見になると思いますので、チョコレート・カカオ好きな方は特に、体験してみてくださいね。






















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