
スイーツジャーナリスト
長年愛される「定番」スイーツ紹介の連載、第21回は、「生姜ブーム」と共にじわじわファンが増えていった「銀座のジンジャー」の看板商品、「ジンジャーシロップ」をご紹介します。東京限定の手土産として人気です。
ヘルシーな生姜シロップ専門店として話題に
「ジンジャーシロップ」は、当初、2004年に開業した「コンフィチュール エ プロヴァンス銀座本店」という店舗で販売され、人気商品の1つになっていました。ちょうどその頃、生姜は体を温めてくれると、冷え性に悩む女性からも注目され、世の中でも「生姜ブーム」が起きていました。

その後、お店がジンジャーシロップの専門店ブランド「銀座のジンジャー」としてリブランドすることになり、場所も同じ銀座1丁目のエリア内で移転して、2012年7月、今の「銀座のジンジャー 銀座本店」がオープンしました。
バラエティー豊かな品揃えのジンジャーシロップ
ジンジャーシロップの定番品には「プレーン」をはじめ、一番人気だという「柚子」、さわやかな「レモン」、甘酸っぱいフルーツ味と共に楽しめる「ブルーベリー」「苺」などがあります。

私は、より生姜感を高めた「ドライ」がお気に入りです。夏場は、シンプルに炭酸水で割って、シュワッとはじけるジンジャーエールにするのが一押し!ライムやミントの葉を添えると、さらにすっきりと味わえます。
生姜の辛みが比較的やさしく、お子様も飲みやすい「苺」は、ミルクで割るといっそうまろやかに。苺の季節にはフレッシュの果実、夏には冷凍の苺を加えて、シェイクやフルーツスムージーのようにしてもいいですね。かき氷やバニラアイスにかけても、綺麗な赤色が映えますよ。

様々に広がるジンジャーシロップの楽しみ方
最近は、夏場でもあえて温かいドリンクを飲むよう心掛けているという方も増えていますね。お湯割りのホットジンジャーにすると、じんわり温まって発汗作用も促され、体の中からすっきりします。

お酒と合わせてカクテルにしたり、ドレッシングのベースにしたり、魚や肉料理のソースにしたりと、新しい使いこなしに挑戦するのもいいですね。
季節限定品も見逃せない! 贈り物としても自家用にも
オンラインショップでは、のしやカードを添えて贈ることもでき、お店おすすめの詰め合わせ「ギフトコレクション」の他、定番や季節限定のジンジャーシロップから、自分で好きなものをセレクトできる「選べるジンジャーギフト」もあります。箱無しで1本からでも購入可能です。

2020年の夏は、「日向夏と瀬戸内レモン」や「宮崎マンゴー」、「宇和島ブラッドオレンジ」などのジンジャーシロップが登場。また、6月15日の「生姜の日」を記念して毎年発売されるのが、“生姜好きのためのジンジャーシロップ”こと「エクストラドライ」。生姜の量は、「ドライ」ジンジャーシロップの約1.5倍、定番のプレーン・ジンジャーの5倍以上というプレミアム品です。
ぜひ、お気に入りの味や、オリジナルのアレンジを見つけて楽しんでください。