
お取り寄せ生活研究家
いよいよ秋本番、急に街の木々も色づき始め、私も大好きな秋がやってきました。秋といえば紅葉。今年はどこか紅葉狩りに出かけようかなんて、計画を立てていらっしゃる方も多いでしょう。
日本では紅葉の種類が多く、いろんな色が混ざって本当に美しい景色が広がりますよね。たくさんの紅葉の名所があります。そんな日本でも珍しい「食べられる紅葉」があるのをご存じですか?
紅葉と大滝で有名な箕面公園の人気のお菓子
大阪府箕面市(みのおし)にある国定公園「箕面公園」は、交通の便がよくて一年中人気のスポットですが、おすすめはやっぱり秋の美しさ。高低さがあるので、紅葉の色づき具合の変化も楽しめる美しい山です。
紅葉の見頃は、毎年11月の終わりから12月にかけてと遅め。春の桜と違い、紅葉や秋の景色は色づき初めから落葉して絨毯のようになった美しさまで、長めに楽しめます。
今は見かけることは少なくなりましたが、人に慣れすぎているお猿さんで話題になったりしました。
実は私、箕面の山に歩いて行ける距離に住んでいた時期があり、家族や友達とよく出かけたり、会社を50歳という若さで早期退職した父は箕面の山に毎朝散歩に出かけるのが日課になったことも。今でもその時期の話になると、箕面の山を思い出します。
そして私が行くと歩きながら食べていた定番のおやつが、この「もみじの天ぷら」。秋そのものを食べて紅葉を眺める、そんな体験ができる風情ある場所が箕面の山でした。

そしてこのもみじの天ぷらを、おしゃれなギフト仕様のパッケージにして「食べる秋」として贈り物として届けるのが、1940年創業、滝に向かう道添いにある久國紅仙堂です。

1300年の伝統、1年以上の手間
もみじの天ぷらの由来は、約1300年も前にさかのぼり、箕面の山で修行していた山岳修行者が灯明の油でもみじを揚げ、箕面山にあがってくる旅人へのもてなしとして振る舞ったのが、今につながっているんだそうです。
そんな伝統の味を引き継ぐ久國紅仙堂のもみじの天ぷら。使われている紅葉は、お店所有の山林で大切に育てられている食用の紅葉です。
その紅葉を一番綺麗に色づいた頃に収穫して、一年塩漬けに。塩抜きをした後、綺麗に開いた紅葉の形がそのまま楽しめるように、一枚一枚手で衣をつけて揚げています。
天ぷらとありますが、味わいはお菓子。ほんのり甘い衣と胡麻の香ばしさ、パリパリとした食感、なんとも素朴で、ついついもう一枚と手が止まらなくなるお菓子です。

2022年10月現在、大人気でインターネットからのお取り寄せは休止されていますが、お電話で12月以降のお取り寄せの予約を受け付けられています(詳しくはお店の販売ページをご確認ください)。
もみじの天ぷらは地元では懐かしいおやつのひとつですが、地域によっては「紅葉、食べられるんだ!びっくりした。」と驚かれる方も多いと思います。
花屋さんでも紅葉の切り枝が売られていますので、一緒に用意すればおうちにいながら紅葉狩り気分を楽しめます。またこの秋、一緒に紅葉を見に行ったお友達などに「紅葉、綺麗だったねー、また一緒に行こうね」ってメッセージと一緒に贈るのもいいと思います。素敵な贈り物として、おすすめです。
久國紅仙堂さんではいろいろなラインナップがありますが、食べ切れる量が小袋になったものが5つセットになった「ギフトボックス・贈答用 90g×5袋入」をおすすめします。