結婚して関西へ引っ越してくるまでは、わたしは生まれてからずっと広島県の東部、岡山との県境にあります、福山という瀬戸内海に面した小さな町で暮らしていました。今も実家はそこにあります。
子どものころ、夏休みや冬休みになると、両親はわたしたち3兄妹を連れて、海だの山だの連れて行ってくれていました。旅館に泊まるときに小さいころはお子様ランチのようなものを母が(もしかしたら父かも???)別注文してくれていたのですが、小学生になるころからはわたしはそれが不満になり、大人用の料理がとてもとても羨ましかったのを覚えています。
とにかく昔から食べることが大好きで、なんでも食べる子。見た目だけのお子様ランチだなんてものには騙されませんから(笑)。
しかし、あるときから2つ年上の兄だけがお子様ランチを卒業し、大人用のちゃんとしたご膳が用意されるようになっていました。
あーーーあれは本当に悔しかったなぁ。あの時の兄の得意げな顔ときたら……
家族旅行で、瀬戸内の島々と共によく訪れたのが山陰の海や山なのですが、そちらへ行くときには蟹もよく食べました(お子様ランチだけでは満足せず、結局大人の食べ物に手を出す子……)。
カニみそやカニの内子が大好きな、そんな渋い小学生だったわたしですが、小さいころからそういう食べ物を欲しがる子には、周りの大人ってほぼほぼ必ず
「この子は将来、相当な酒飲みになるね~」
って言いませんか(笑)。はい、わたしも言われて育ちましたが、そしてご期待通りに酒飲みになりましたよ。
野菜にパスタに焼おにぎりに。いろいろ使える「かにみそバーニャカウダ」
前置きが長くなりましたが、今回のお取り寄せ品は、鳥取県境港市から! そう、幼いころによく行ったことのある、あの懐かしい山陰から、「かにみそバーニャカウダ」という商品です。
こちら、鳥取県産の紅ズワイのカニみそを使用し、そのほかの材料も青森県産のにんにく、白バラ牛乳大山純生クリームを使用。素材へのこだわりを感じます。

こんな風におしゃれな箱詰めになっていて、ちゃんとお勧めの食べ方が書いてあるカードも入っていました。ふむふむなるほど…… パスタソースや焼きおにぎりにも使えるのか♪

まずはお味見。早速スティックきゅうりに付けていただきましたが、思った通り!めっちゃおいしい。カニみそ本来のうまみがぎゅっと凝縮された感じがします。
でも、お野菜にディップするだけでは勿体ない! っていうことで、今回はこれを使って、フランスのパン屋さんでよく見かけたタルティーヌを作ってみました。
自分で作っといてなんなんですが、これ美味しいです! 見た目にもお洒落だし、お酒にも合う。こんなんササっと作って出したら、家族に褒められること間違いなしかと(笑)。
(ああ、これは白ワインに合う……)
簡単!ワインにぴったり「秋のキノコとかにみそのタルティーヌ」のレシピ

■材料(2個分)
・バゲット 1/2本
・カニみそバーニャカウダ 大さじ3
・クリームチーズ(個包装の物) 2個
・本シメジ 2本
・ブラウンマッシュルーム 5個
・塩 少々
・オリーブオイル 少々
・カラフルペパー あれば
■作り方
1. バゲットは縦に半分に切り、トースターで表面がこんがりといい色になるまで3分ほど焼く。
2. マッシュルームは薄切り、シメジは石づきを取って食べやすい大きさに切る。フライパンにオイルをひいてキノコを入れ、中火でしんなりしてくるまでじっくり炒めたら、軽く塩を振って火を止める。
3. カニみそバーニャカウダとクリームチーズをボウルに入れ、スプーンで練り混ぜる。これを1のバゲットの切り口に塗り、2のキノコのソテーをたっぷりと乗せる。お好みでカラフルペパーをトッピングする。
※きのこはお好みのものをお使いください。シイタケや舞茸でも美味しい!
カニみそバーニャカウダ、ほかにもいろんなお料理に使えそうです!何に使おうか考えるのもまた、楽しい時間ですね。

かな姐さん