いつもの醤油が、手軽にだし醤油に早変わり!「だしが良くでる宗田節」【高知県】

ここ数年、塩麹や塩レモンなど調味料ブームが続いています。とは言え、買ってはみたものの、使い方がわからなかったり、味わいがいまひとつ好きになれなかったりして、使わずに残ってしまっているという方も多いのでは。

そこでおすすめしたいのが「醤油」。調味料の中でも、日本人にとって特に身近なものといえば醤油。子どもの頃から慣れ親しんでいる調味料ですし、いろいろな料理に使える万能調味料です。

醤油そのものにこだわるのもよいですが、最近人気が出ているのが「だし醤油」です。中でもおすすめしたいのが、今回ご紹介する「だしが良くでる宗田節」。一見すると、瓶の中に魚の節が入っているだけの商品ですが、いま家にある醤油を注ぐだけで、簡単にだし醤油が作れてしまうのです。

醤油を注いで2週間待てば、絶品だし醤油のできあがり

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この瓶の中に入っているのは「宗田節」。宗田節とは、メジカ(ソウダガツオ)から作られた節のことで、旨みが強く、コクのあるだしが出て、香りも濃厚。そのため、味噌汁はもちろん、煮物などに使うと、その料理に深い味わいを加えてくれます。ただ業務用として流通しているものがほとんどで、日本料理店や老舗の蕎麦屋など、味とだしにこだわるお店や、プロの料理人の方が使うことが多いそうです。

そんな宗田節を使っただし醤油の作り方は簡単。醤油を瓶に注ぎ、冷蔵庫で2週間程度寝かせるだけ。それだけなのですが、とても風味豊かなだし醤油ができあがります。2周間待つと聞くと長い気がしますが、「自分で調味料を作っている」というおもしろさも手伝ってか、意外と待つ時間も楽しいのです。

煮物や炊き込みご飯などにはもちろんぴったりですが、まずは冷奴などのシンプルな具材で、このだし醤油の旨みそのままを味わってみてください。そのあとは定番のたまごかけごはんをぜひ。あとはポン酢をちょっと加えれば、他とはちょっと違ったポン酢しょうゆになりますし、水で少し薄めれば、めんつゆとしても使えます。さらにウスターソースを入れると「だしソース」になって、ソースの味わいが変わるのだとか。

醤油が減ってきたら注ぎ足しましょう。約1年は宗田節からだしが出続けるので、何度でも宗田節の旨みをたっぷり含んだだし醤油を楽しむことができます。そんな長く楽しめるところもうれしいですね。

「だし醤油」は醤油じゃない?

「だし醤油」が人気なのは、醤油にだしが加わることで風味は上品なものになり、だしの旨みを醤油が引き出し、それぞれの味わいよりも旨みを倍増させているから。でも「だし醤油」には「醤油」という言葉がついていますが、正確には「醤油」ではなく、「しょうゆ加工品」です(参考:しょうゆの種類「Q&A」(キッコーマン))。

醤油の規格はJASで決められているのですが、「だし醤油」など、醤油にだしやポン酢などを加えて作られた調味料は「しょうゆ加工品」と言い、醤油とは別の調味料として分類されています。

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