
(スイーツ芸人)
よろスィーツ! スイーツ芸人のスイーツなかのです。
かわいいリスのマークがトレードマークのクルミ菓子「クルミッ子」。
昭和29年(1954年)創業の鎌倉紅谷さんの代表的なお菓子であり、鎌倉土産としても有名です。
キャラメルにクルミを合わせたものをバター生地でサンドしたクルミッ子は、もともと、スイスの伝統菓子の「エンガディナー」をイメージして考案されたのだそう。
ぼくも昔から大好きなクルミッ子。もう何度も食べてるし、多くの人があの美味しさに魅了されていることでしょう。
ただ!
クルミッ子を使ったパウンドケーキがあるのって、皆さん知ってますか? 発売以来すんごい人気で、知る人ぞ知る話題のお菓子なのです。
コーヒーのパウンドケーキの中にクルミッ子を丸ごと包み込んだ、その名も「クルミッ子INN」。
一見普通のパウンドケーキに見えるのですが、カットしてみると一目瞭然。断面からクルミッ子をしっかりと確認でき、大胆なつくりに驚きます。
生地は想像以上に珈琲感がしっかりとあって、口の中でも香りが立つし、ほろ苦い甘さも好きな人にたまらない味わい。
包むクルミッ子はキャラメルの甘みが強いので、ビターな生地とのバランスがとっても良いのです。
クランブルのサクサク、クルミのザクザクとした歯ごたえに、生地のしっとりしたくちあたり。合わせたときの食感の心地良さも、また魅力的です。
なによりも、食べたときの、幸福感と贅沢感。クルミッ子を知っていれば知っているほど、このぎゅっと詰まった濃厚な味わいに、胸が高まること間違いなし。
味が良いのはもちろんですが、「クルミッ子INN」が入った箱も素晴らしいので、見てほしい。
縦にしてケースから取り出すと、中の箱は小窓がついたホテルのようなイラストになっています。シンボルキャラクターの「リスくん」が、中に入ってくつろぐようなデザインになっていて、「INN(宿)」と「イン(中)」を掛けたかわいいつくり。
鎌倉紅谷さんは、以前「ホテルあじさい」という宿泊施設を運営していたこともあり、そんなストーリーと重ねて楽しんでみるのも、また良いのではないでしょうか。
ナイスィーツ!