長崎といえば、カステラ、ちゃんぽん、そしてトルコライスなどが有名ですが、実はもう一品、「長崎と言えば忘れてはいけないこの一品」というグルメがあります。今回は一品をご紹介します。もちろん、お取り寄せもできますよ。
長崎で愛される“隠れた名品”
長崎で、地元の方に愛されているグルメ、それが「角煮まんじゅう」と呼ばれる、豚の角煮をふわふわの生地で挟んだもの。

そもそも、なぜ豚の角煮なのでしょうか。
古くから長崎に伝わる料理のひとつに「卓袱料理(しっぽくりょうり)」と呼ばれるものがあります。「和華蘭料理(わからんりょうり)」とも言われ、大皿に盛られた「和」、「洋(主にオランダ)」、「中」の要素が混じり合った独特の料理を大皿に盛り、みんなで円卓を囲んで味わうものです。
その中に東坡肉(豚の角煮)があるのですが、これを「もっと手軽に」「よりおいしく」食べようと誕生したのが「角煮まんじゅう」です。いまでは長崎のいろいろなところで売られていますが、“長崎角煮まんじゅう”の名で誕生させたのは、今回ご紹介する岩崎食品さんなんだそうです。1997年には、第28回長崎県特産品新作展最優秀賞も受賞されています。
しつこくない甘辛味で女性にも人気
豚の角煮といえば、ほろっと崩れる赤身ととろとろの脂身。これがなんとも言えないおいしさなのですが、上手に煮込まれていない脂身はしつこく、これが苦手という方も少なくないかもしれませんね。
長崎角煮まんじゅうは、厳選された豚バラ肉を甘辛のタレでじっくり時間をかけて煮込んでいます。煮込まれた豚肉はタレの旨味をしっかりと含み、余計な脂が落ち、とろっとしているのにさっぱりとした角煮に仕上がっています。その角煮を挟むふわふわの生地は、噛み締めているとほんのわずかだけ甘みを感じるほど。そのおかげか後味のしつこさをおさえてくれています。
角煮そのもののおいしさに加え、この後味のよさと、ひとつがそんなに大きくないので、男性ならもちろん、女性でもついもうひとつと手が伸びてしまいまいそうです。

冷蔵庫で3~4時間、自然解凍させたら、電子レンジで40秒ほどあたためるだけ。冷凍で約90日という日持ちのよさもあり、常備しておけば、ちょっと小腹がすいたときに便利です。
ちなみに長崎では店頭であつあつのできたてを買って、その場で食べることもできるそうですよ。